世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


8月 23, 2016

国立天文台 国立天文台データ解析・アーカイブ・公開システム【資料招請 締切:10/6】

HPCwire Japan

機関名

国立天文台

件名

国立天文台データ解析・アーカイブ・公開システム

調達方式

借入

導入予定時期

平成29年度3月以降

要求要件

国立天文台データ解析・アーカイブ・公開システムは、「データ解析サブシステム」、「データアーカイブ・公開サブシステム」、「ヴァーチャル天文台サブシステム」、「RISEデータ解析サブシステム」の各サブシステムにより構成される。これらのサブシステムは、それぞれ、下記に示す機能を持つこと。また、本システムで利用するストレージシステムについては、将来における未確定なデータ量の増加に対応できるものとし、かつ、効率化をはかること。設置場所については、特段の記述がない場合、国立天文台・三鷹地区とする。

(A)データ解析サブシステムは、本台が運用する下記の望遠鏡および観測機器により取得される観測データを迅速に処理すること。(ア)ハワイ観測所が運用するすばる望遠鏡に備え付けられた観測機器(イ)岡山天体物理観測所など、(ア)以外の可視光赤外線観測所の観測機器(ウ)合同ALMA観測所(JAO:Joint ALMA Observatory)が運用するALMA望遠鏡(エ)水沢VLBI観測所が運用する天文広域精測望遠鏡(VERA)(オ)野辺山宇宙電波観測所が運用する45m大型電波望遠鏡並びにチリ観測所が運用するASTE望遠鏡(Atacama Submillimeter Telescope Experiment)(カ)ひので科学プロジェクトが宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で科学運用を行っている太陽観測衛星「ひので」(キ)(カ)以外の太陽観測所、旧野辺山太陽電波観測所の観測機器なお、(ア)~(キ)については現在運用中のシステムを引き継いだものである。(ア)については3000並列以上の並列計算による大規模データ処理が可能な機器を含めること。

(B)データアーカイブ・公開サブシステムは、下記の機能を持ち、独自インターフェースおよび/もしくは(C)のヴァーチャル天文台を介して公開する。(ア)すばる望遠鏡観測者向けアーカイブ、(イ)すばる望遠鏡公開データアーカイブ、(ウ)HSCサイエンスアーカイブ、(エ)ALMAデータアーカイブ、(オ)VERAデータアーカイブ、(カ)野辺山データアーカイブ、(キ)ひのでデータアーカイブ、(ク)太陽電波データアーカイブ、(ケ)太陽データアーカイブ、(コ)岡山データアーカイブ、(サ)文献カタログアーカイブ。なお、上記(ア)~(サ)は現在運用中のシステムを引き継いだものである。

(C)ヴァーチャル天文台サブシステムは、上記(A)および(B)と連携しつつ、世界に分散する天文データベースや日本の天文関連施設がネットワーク上で公開する各種多波長データに対する世界各国からの検索およびデータ解析要求に速やか,かつ,確実に対応する。本サブシステムは、現在運用中のシステムを引き継いだものである。

(D)RISEデータ解析サブシステムは、水沢VLBI観測所に設置され、「かぐや」等月探査衛星による観測データを迅速に処理する。本サブシステムは、現在運用中のシステムを引き継いだものである。

上記構成各システム(A)~(D)それぞれにおいて、次の要件を満たすシステムであること。(ア)運用に必要なソフトウエア環境を備え、それぞれの運用形態、利用形態に即した管理機能を備えること。(イ)故障、停電、セキュリティ侵害等について対策がなされており、安定した運用が可能なシステムであり、障害発生時には、現地において迅速かつ万全に対処できる保守体制が保証されていること。(ウ)複数年の契約期間中にストレージ容量の増強、データ解析能力の向上等の更新を行うと共に、ストレージ容量の増強に対応可能であること。

これまでの流れ

手続き 公示日 導入説明会開催日 締切日
入札      
意見招請
資料招請 2016/8/22 2016/9/1 14:00
自然科学研究機構国立天文台第二会議室
2016/10/6 17:15

 

現在のシステムについて

システム
主契約者 富士通株式会社
契約金額 25,200,000円(月額)
調達方式 借入
落札日 2012/10/1
備考

 

関連リンク

国立天文台 天文データセンター