世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々




6月 26, 2017

気象研等、「京」を使い超高解像度シミュレーションで台風全域の風の微細構造を解明

HPCwire Japan

気象研究所、東京大学、海洋研究開発機構の研究者達が台風の詳細構造を解明するために、理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」を駆使し、これまで不可能だった台風全体を高分解能(100m)で計算する「台風全域ラージ・エディ・シミュレーション」を実施して、海上の台風の地表面付近、特に台風の最も風速が強い領域における風の微細構造を初めて明らかにした。

その結果、これまでに指摘されていた壁雲の外側にあるロール構造に加えて、台風の壁雲付近にも別の構造を持つ新しい2種類のロール構造が出現した。これら新しい2種類のロール構造が計算されたのは本研究が世界で初めて。このロール構造により、海上の台風でありながら局所的に平均風速の4割に達する著しい風速変動を伴う突風が吹いている計算になった。


ソース:気象研究所