世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


1月 23, 2019

CESでのインテル;Nervana;10nmサーバCPU;Cascade Lake

HPCwire Japan

先日、ラスベガスで開催されたConsumer Electronics Showの前夜、インテルは新バージョンのNervana AIプロセッサと次世代のXeon 10nmチップのお披露目を含む打ち上げイベントを開催した。

 

   

インテルによると、推論用のNervanaニューラルネットワークプロセッサNNP-Iは、ワークロードの高い企業向けにAI推論を加速するための新クラスのチップで、今年後半に量産が開始される予定である。 インテルはFacebookがNNP-Iの開発パートナーであると述べている。

インテルのデータセンターグループの副社長であるNavin Shenoyは、「これは私たちにとって本当に大きなことです。Xeonで行ったことを超越して、AIにおける私たちの立場を新しい領域に拡大するものです。」と述べた。

さらにインテルは8月に発表されたスケジュールに従って、今年後半に発売予定の、学習用のニューラルネットワークプロセッサであるコードネーム”Spring Crest”の発売を予定していると語った。

 
   

Shenoyはまた、機械学習シミュレーションを実行して、インテルの10nm Ice Lakeサーバーシリコンの最初の公開デモを行った。 「今後の14nm Cooper Lakeと互換性のある、サーバをターゲットとするIce Lakeプロセッサは、2020年の出荷を目標としており、パフォーマンスの向上や、新しいハードウェア強化型のセキュリティ機能などを提供すると予定です。」

最後に、インテルは2018年末に、次世代のIntel Xeonプロセッサ、コードネーム「Cascade Lake」、Intel Optane DC不揮発性メモリ、およびAIディープラーニング推論を加速するためのIntel DL Boostのサポートを導入した14nmプラットフォームの出荷を開始したと発表した。 Cascade Lakeは今年の上半期に広く利用可能になる予定だ。