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7月 18, 2014

日本SGI、半導体エネルギー研究所に研究開発向け大規模システムを導入

HPCwire Japan

共有メモリーサーバと分散型クラスターサーバのハイブリッド構成による、国内民間企業でトップレベルの高性能システムで、最先端の半導体技術開発を加速

日本SGI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:望月学)は株式会社半導体エネルギー研究所(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:山﨑舜平、以下SEL)が、半導体技術の研究開発を促進する目的で、SGI®の大規模共有メモリーサーバ「SGI® UV™ 2000」とブレード型クラスターサーバ「SGI® ICE X™」を組み合わせた大規模システムを導入したことを発表した。本システムは、本年1月より段階的に運用を開始し、3月に本格稼働へと至った。

現在大きな注目を集めている酸化物半導体による電界効果トランジスタと、それを応用した液晶・有機ELアクティブマトリクスディスプレイ、不揮発メモリーおよびノーマリーオフCPUなどの集積回路、他にもリチウムイオンバッテリーといった分野において新材料の物性、原理、現象の発見や応用などの研究開発に使用される。従来システムと比較して、アプリケーション処理性能が最大2.6倍向上し、理論演算性能値はシステム全体で約180テラフロップス。国内の民間企業としてはトップレベルの高性能システムである。


ソース:SGI