世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


11月 24, 2015

物質と反物質の違いの理論的解明にスパコンを活用

HPCwire Japan

理研BNL研究センター計算物理研究グループの出渕卓グループリーダー、クリストファー・ケリー理研BNLセンター研究員らをはじめとする国際共同研究グループは、原子より小さい極微スケールで起こるK中間子崩壊における「CP対称性の破れ」のスーパーコンピュータを用いた計算に成功したと発表。今回の理論計算は、実験結果との比較をするにあたって最終的な結論を出すための精度がまだ不足しているが、長年の課題であったK中間子崩壊過程におけるCP対称性の破れの理論計算が可能であることを証明したと発表した。


ソース:理化学研究所