新HPCの歩み(第292回)-2009年(p)-
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NVIDIA社は倍精度演算を強化しECCを付加したFermi GPUを発表した。Huang CEOは「今やCPUはコプロセッサに主役を譲ったと信じる。」と豪語した。最初のBlue Gene/PがドイツのJülichで動き始めた。中国では独自チップのスーパーコンピュータ開発が現実味を帯びてきた。2009年には、SunやSGIやTransmetaやQuadricsなど多くの有名な企業が舞台から姿を消した。 |
アメリカ企業の動き(続き)
13) NVIDIA社(x86 CPU, Tesla Fermi)
2009年3月3日にSan Franciscoで開催されたMorgan Stanley’s Technology Conferenceにおいて、NVIDIA社のMichael Haraは独自のx86製品を開発することを検討中であると発表した。これまで伝えられていたTegraではARMベースのCPUが考えられていたが、これはx86コアである。しかしNVIDIAは自分のx86サーバを売り出すつもりはないとのことである。(HPCwire 2009/3/5)
まあ、現在のGPGPUの高性能はメモリが別でメモリバンド幅が数倍あることによるわけで、CPUと一緒にするとそのメリットがなくなってSIMDと同じになってしまうのでは、という観測もあった。この話の裏には、NVIDIA社がNehalem以降のQPI用のバスライセンスをもっていないので、Nehalemが低価格になったときにGPU統合のチップセットができない、それなら自前で両方作ろうということではないか、という見方もあった。
2009年9月30日~10月2日に、San JoseにおいてNVIDIA社主催のGPU Technology Conferenceが開催され、40カ国から約1000人が参加した。CEO のJen-Hsun Huangは次期GPU製品であるTesla Fermiを発表した。6月ごろから噂話が流れていたが、Tesla Fermiの主な仕様は、512コア、単精度1.5 TFlops、倍精度 768 GFlops、メモリ3 GB(ECC使用時は2.6 GB)である。全てのメモリアドレス空間を統合し、C++をフルサポートしたことも新しい。メモリは2010年中に4倍に伸びるとの話である。Fermiは40 nmテクノロジで製造され、30億トランジスタを搭載する。従来、SP (Streaming Processor)とかshader processorとか呼ばれていたコアは、CUDA Coreに名前が変更された。HPCの観点からは、倍精度性能が一挙に10倍になったことおよびECC機能が付加されたことは注目される。出荷は2010年2月の予定。プログラミング環境としても、PGIやCrayが独自のコンパイラを開発している。Huang CEOは「今やCPUはコプロセッサに主役を譲ったと信じる。」と述べた。(PC Watch 2009/10/1) (PC Watch 2009/10/1)(ベストシステムズ&ビヨンド メールマガジン 2009/10/1)
9月30日の夕刻行われた”Breakthroughs in High Performance Computing”のセッションにおいて、Cray社のSteve Scott CTOはこう述べた。「ORNLは、Jaguarスーパーコンピュータが、現在AMD Istanbulで2.3 PFlops (peak)に増強中であるが、今後Fermiを搭載することにより20 PFlopsのレンジまで達する」。Cray社は、最先端スーパーコンピューティングの分野で、Fermiに言わばお墨付きを与えた形となった。2012年にNVIDIAのK20xを搭載したORNLのマシンは、Titanと名付けられる。
2009年11月10日、NVIDIA社は、予定していたFermiを搭載したグラフィックカードが2009年内には登場しないことを明らかにした。
14) Kuberre Systems社(HANSA)
2009年3月12日付けHPCwireによると、Convey社に続いてKuberre Systemsという会社がFPGAを使ったHPCコンピュータを出すとのことである。本社はマサチューセッツ州で、2001年に創業した金融サービス会社である。システム名はHANSA(Hardware Accelerator for Numerical and Systems Analysis)とのことで、使い方が煩瑣ではないかと心配した。主たる目的は金融における大規模計算である。Convey社のHC-1と同様、FPGA資源をアプリから仮想化している。HANSAは1~16枚のFPGAボードを搭載することができ、各ボードは4個のFPGAと16 GBのメモリを搭載している。(HPCwire 2009/3/12)
15) Microsoft社 (Windows 7)
Micorsoft社のオペレーティングシステム (OS) Windows Vistaの後継版として開発されていたWindows 7は、2009年7月22日に開発が完了し、9月1日にはボリュームライセンス契約者への提供が開始され、10月22日には一般への発売が開始された。
16) Google社
Google社は、2009年7月7日、同社のofficial blogにおいて、Google Chrome OSと呼ぶPC用のOS (Operating System)を開発していることを初めて公表した。このOSはx86とARMのCPU上で動作し、Linuxをベースに新しいWindow SystemとGoogleのweb browserであるGoogle Chromeを搭載したものである。アプリはGoogle社のwebからインストールされ、それ以外のアプリはインストールできない。Google社はすでにOSとしてAndroidを開発しているが、これは携帯電話や組み込み用である。2011年6月15日、Samsung電子からChromeを搭載したノートパソコンChromebookが発売された。(日経BP 2009/7/8)
17) Mooreの法則の終焉
アナリストのHIS iSuppli社は2009年6月「Mooreの法則は5年のうちに成立しなくなるであろう。その理由は技術的なものでなく、ファウンドリの費用である。」と述べた。「45 nm fabの値段はすでに$1B(1000億円)を越えている。AMDのファウンドリのパートナーのGlobalfoundriesは、32 nm fabのために4200億円を使い、Intelもファウンドリを32 nmに更新するために7000億円を使った。リミットは20 nm以下、たぶん18 nmであろう。」(HPCwire 2009/6/17)
その後10年以上経ったが、速度が若干鈍化したとはいえMooreの法則は続き、今や1.8 nmが語られている。
その他の動き
1) TSMC
台湾のTSMC(台灣積體電路製造股份有限公司)は2009年8月24日(日本時間)、28 nmプロセスの64 Mbit SRAMの製造に成功したと発表した。業界で初めて動作検証済みの28 nmプロセスによる64 Mbit SRAMの製造である。TSMCの28 nmプロセスロードマップはこれまで、ハイパフォーマンス向けの“HP”、ローパワーの“LP”オプションだけだったが、今回新たにミドルレンジの性能/低電力を対象にした“HPL”を追加。これらのいずれのオプションにおいてもSRAMの製造に成功したという。だんだんマスク代や設計費が高くなって、これをペイできる量産効果を持つチップが難しくなってきている。もう、日本は国内でこのような産業を育てるのは無理なのか?(PC Watch 2009/8/25)(日経XTECH 2009/8/24)
2) C-DAC
インドのC-DAC (Centre for Development of Advanced Computing)は、2009年7月、PARAMスーパーコンピュータをタンザニアに輸出したとのことである。
3) 南アフリカ
IBM社は、Blue Gene/Pを南アフリカ共和国のCenter for High-Performance Computingに寄贈し、設置された。ピーク性能は11.5 TFlops。これはBG4A (Blue Gene for Africa)というイニシアティブの成果である。
企業の創業
1) GLOBALFOUNDRIES社
2008年10月7日、AMD社は半導体製造部門を分社化し“The Foundry Company”を発足させた。2009年3月2日、ATIC(UAEのアブダビ首長国が所有する投資会社)からの出資を受け、GLOBALFOUNDRIESが発足した。本社はカリフォルニア州Sunnyvaleにある。その後、2010年1月13日にChartered Semiconductor Manufacturing社を買収、2014年10月にはIBMの半導体事業も買収する。
2) Bright Computing社
2002年、Alex NinaberとMatthijs van LeevwenとArijan Sauerにより、HPCクラスタのインテグレータとして、オランダでCluserVision社が設立されたが、2009年、Matthijs van Leeuwenらがスピンアウトして、Bright Computing社を設立した。ClusterVisionOSはBright Cluster Managerと改名され、産官学のHPCサイトで広く利用される。2020年1月10日、NVIDIA社はBright Computing社を買収したと発表する。
企業の終焉
2008年9月15日のLehman Brothers破綻の影響であろうか、2009年にはSunやSGIを含む多くの有名な企業が舞台から姿を消した。
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1) Sun Microsystems社
2009年3月18日、筆者が「最先端並列計算機における次世代気候モデル開発に関わる国際ワークショップ会議」でORNLにいたとき、インドのBangalore発のReuter電がWall Street Journalの記事として、「IBM社が$6.5BでSun Microsytstems社の買収を狙っている」と伝えた。まさかとは思ったが、この世界は何が起こるか分からない。両社は、MS Windowsに依存しないシステムを提供しているという共通点がある。最近Sunはいくつかの大手ハイテク企業に接近し買収を持ちかけていたとのことである。Hewlett-Packard社は拒否したと伝えられる。Dell社はコメントを控えた。IBMもHPもSunも2008年第4四半期のサーバ収入は減少している。(Reuters 2009/3/18)(IT pro 2009/3/18)
Sunは最近52週で株価が71%も下落しており、3月17日のNasdaqでのSunの株価は$4.97であった。Dot-comブームで$258.75を付けたのは夢のようである。でも$6.5Bという買収価格は1株当たり$10~$11であり、100%を越えるプレミアムとなる。
4月2日には、IBM社がSunの買収価格を1株あたり9~10ドルの範囲に下げたと報じられた。Sun側は減額の見返りとして、IBMに規制当局の反対を受けても買収を進めるという保証を求めていると関係筋は伝えている。Sunの株価は2日、前日比2.75%高の8.22ドルで取引を終えた。買収の詳細は来週発表される予定。買収が実現すれば、IBM社にとって最大の規模となるが、反トラスト法違反の審査に時間が掛かることが懸念された。(IT pro 2009/4/3)(WSJ 2009/4/9)(讀賣新聞 2009/4/3)
2009年4月5日、関係筋が明らかにしたところによると、米IBM社によるSun Microsystems社の買収交渉が決裂した。IBMが提示した1株当たり$9.40の買収価格を、4日Sun社が拒否した。交渉が再開されるかどうかは不明だという。(Bloomberg 2009/4/6)(Reuters 2009/4/6)
などと首を傾げているさなか、4月20日、ソフトウェア大手のOracle社がSun Microsystemsを$7.4Bで買収すると突然発表した。Sunの保有現金や負債を考慮した場合の実質的な買収額は$5.6Bといわれる。いずれにせよだいぶ高く売れたことになる。MSとIBMには寝耳に水であった。Oracle社の創立者でもあるLawrence Joseph Ellison CEOは「Sunの買収でIT産業を変革する」と強調した。SunのJonathan Ian Schwartz CEOは、「顧客や市場に価値を与える技術革新を加速する」と訴えた。シリコンバレーを本拠地とする2大企業の統合は、IT業界の勢力図にも大きな影響を与えそうだ。今回の買収によってOracleはサーバやストレージをはじめとするハードウェア、Solaris、そしてJavaを獲得できる。これによりハードウェアからソフトウェアまでを網羅する統合されたソリューションを提供できるようになる。(朝日新聞 2009/4/20)(日本経済新聞 2009/4/21)(讀賣新聞 2009/4/21)(ZDNET Japan 2009/4/21) (CNET Japan 2009/4/21) (HPCwire 2009/4/21)
2009年6月15日、New York Times紙は、Sun Microsoft社が次世代SPARCのRock計画を中止する予定と報じた。6月17日、EE Times紙はSun社がHot Chips 21会議にRockに関す論文を投稿しなかったと報じた。2010年1月27日にはOracle社によるSun社の買収が完了するが、その際Rock計画が閉鎖されていたことが、2010年5月12日、Reuters通信によって報じられた。(Wikipedia: Rock (processor))
2009年8月20日、Oracle社がSun Microsystemsを買収する計画について米司法省が承認したことを明らかにした。残る主要な障害は欧州の独占禁止法規制当局からの承認である。(ZDNET Japan 2009/8/21) (ITmedia 2009/8/21)
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2) Silicon Graphics社
SGI社は2006年、2度目のChapter 11 (連邦破産法第11章)を申請、同法の下で体制の立て直しを図っていたが、2009年4月1日に3回目のChapter 11の適用を申請した。同法の対象となるのは米国本社、同国内の子会社群で、日本を含む世界各国の法人は含まれない。SGI は一時期、HPC に重点を置き、スーパーコンピュータのランキング リストTOP500で存在感を示したり、米航空宇宙局 (NASA) のペタフロップス級システムを開発したりするなど、足場を得たと思われたこともあったが、売上は下げ止まらなかった。
その直後、Rackable Systems社が約$25Mの現金で買収することで合意した。Rackable社は、SGIの資産とともに、それら資産に関連する一部の負債も引き受けることになる。かなり安価な買収額と報じられた。最終的には$42.5Mで決着したとのことである。Rackable Systems社は1999年、HPCシステム、データセンタ向けのx86システムや可視化システムを製造するためにSan Joseにおいて設立された会社である。2009年4月1日、同社はSilicon Graphics社を買収した。日本SGIは1987年当初は、米SGIが100%出資を受けていたが、2001年に日本電気とNECソフトから資本を受け、NECグループの連結子会社となっている。(CNET Japan 2009/4/2) (Internet Watch 2009/4/2)
2008年にNSFのTrack 2(の3台目)でPSC (Pittsburgh Supercomputer Center)にはSGIのAlti x4700が2台入ることになっており心配したが、無事設置された。
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HPCwireに「なぜSGIはHPCでうまく行かなくなったのか」という解説記事が出た。「Sunとの競争に敗れた。Crayを買ったとき、並列サーバの技術をSunに売ってしまった(Enterprise 10000)のが間違い。」とかいろいろ挙げているがよく分からない。(HPCwire 2009/4/10)
SGI社の資産買収を完了したRackable Systems社は、かねて噂されていた通り、2009年5月11日、Silicon Graphic International社に社名変更した。旧Silicon Graphics社のロゴも継承した。微妙に違うが。新生SGIは社員数およそ1350人で、顧客基盤は5000社以上。本社は引き続き米カリフォルニア州Fremontに置く。(ITpro 2009/5/12)(ZDNET Japan 2009/5/13)
Rackable Systemsは製品ラインとして残るが、ビジュアリゼーションから撤退するという噂もあった。(HPCwire 2009/4/20)
なお、2016年11月1日、新SGI社はHewlett-Packard Enterprise社によって買収される。
3) Quadrics社
英国Bristolに本社を置き、低レイテンシの相互接続ネットワークを開発していたQuadrics社の事業継続が困難になったようである。もともと 1985年から Meiko Computing (Meiko とは日本語の「名工」に由来)で大規模並列システムを開発していたチームが Alenia とのジョイントベンチャーに移管されたのが始まりであった。
2003年に QsNet2 をリリースした際、既に 900 MB/sec を越える転送帯域、MPI レイテンシ 1.2 μs という、当時としては過剰ともいえる性能を叩き出し世界を驚愕させた。この性能は、Infiniband QDR やMyricom 社 Myri 10G をしてようやく太刀打ちできるかというレベルのもので、Top500 の上位システムのうち、ベクトル機を除けばその多くが QsNet によるクラスタが占めていたこともあった。SGI 社や HP 社の HPC 向けフラッグシップモデルにも採用され、まさに大規模並列システム用のインターコネクタの代表格として君臨してきた。
2008年に ISC08 で展示された QsNet3 は、帯域を 2 GB/s まで拡大し 10 Gigabit Ethernet と互換性を持つというもので、大規模な計算システムを構築予定であった世界中の HPC 関係者から、そのリリースを心待ちにされていた。
ハードウェア開発は完了しており、ソフトウェア開発を残すのみという状況の中、Lehmanショックの煽りを受け事業継続が困難となった。SC08 (Austin)のところに書いたように、1週間前に突如不参加が伝えられた。ブースがあるはずだったところは産総研のブースの向かい側で、オープンテラスになってしまっていた。最終的に幕を下ろしたのは2009年6月29日。
Quadrics 社はなくなったが、大規模サイトのサポート契約はまだかなりの年数残っており、事業そのものは Vega 社へ移管されている。現在はTelespazio VEGA UK社。
4) Transmeta社
Transmeta Corporationは、1995年にSanta Claraで創業した低消費電力のx86互換のVLIW型のマイクロプロセッサ(CrusoeやEfficeon)を開発していた。ところがIntelやAMDが低消費電力プロセッサを発売し始めたので競争力がなくなり、2005年1月、チップ製造から知的財産ライセンス企業へと方向転換を図った。2008年11月18日、ビデオプロセッサを手がけるNovafora社による$255.6Mの買収に合意し、買収額はTransmeta社の清算に使われた。2009年1月28日、Novafora社はTransmeta社の買収完了を発表した。ところが、6ヶ月後の2009年7月、Novafora社自体が倒産した。
5) SiCortex社
2003年にMIPS64アーキテクチャに基づく省電力スーパーコンピュータ製造のためにマサチューセッツ州Maynardに設立されたSiCortex社は、2007年1月5日元Cray社CEOであったJohn Rollwagenを取締役会長に迎えた。2009年5月27日、同社を支援していた5つのベンチャー・キャピタルが資金を引き揚げると発表し、同社は活動を停止した。大半の従業員は解雇された。同社のシステムは20大学を含む37もの顧客(ANL、MIT、NASA、Karlsruhe工科大、Chevron、GEなど)に75台も設置されていた。結局、白馬の騎士は現れず、これらのシステムは突然に停止することになった。(HPCwire 2009/5/28) (Information Week 2009/5/28) (Boston Globe 2009/5/29)
6) 3Com社
1979年に創業されたコンピュータネットワーク関連製品の米国企業3Com Corporationが、100%子会社のH3C Technologiesなどを含め、Hewlett-Packard社により、現金$2.7B(当時のレートで約2500億円)で買収されることが、2009年11月11日に発表された。2010年4月12日、この買収は完了した。
7) ClearSpeed
販売不振が伝えられていたが、2009年3月16日付けでClearSpeed社のChris Piercy社長からメールが来て、自分が同社を去り、今後の連絡はUK OfficeのRussel David COOにしてくれと書いてあった。2009年7月にはLondon証券取引所で上場廃止になり、2010年にはアメリカの事業所を閉鎖した。
次は2010年。日本では民主党政権の事業仕分けでの死刑宣告から不死鳥のごとく復活した次世代スーパーコンピュータは、「京」と名付けられ開発が進められる。世界一位となることは公約ではなくなったが、はたしてどうなるのか。アメリカの動向は??
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