世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


新・HPCの歩み50年

新HPCの歩み(第141回)-1996年(g)-

5月 29, 2023 |

Gordon-Bell賞の性能部門では、NWTを用いた流体力学が本賞を、GRAPE-4を用いた星の重力計算がHonorable Mention(佳作)を獲得した。Top500では、筑波大学のCP-PACS/2048がトッ Read more…

新HPCの歩み(第140回)-1996年(f)-

5月 22, 2023 |

PittsburghでのSupercomputing 96は、ENIAC完成50周年、IEEE/CSおよびACMの創立50周年ということで歴史資料が展示された。開会式ではSeymour Crayの追悼演説が行われ、Sey Read more…

新HPCの歩み(第139回)-1996年(e)-

5月 15, 2023 |

4回目のHPCN (Brussels)では、Crayを吸収したばかりのSGIを始め、IBM、Convex、富士通、日本電気等主要メーカが実機を持ち込んでデモンストレーションを行い、迫力あるプレゼンを行った。Mannhei Read more…

新HPCの歩み(第138回)-1996年(d)-

5月 8, 2023 |

NCARの調達に政治介入した連邦議員は、アメリカ国民の税金で日本製のスーパーコンピュータを買うべきでないと強弁した。ダンピング提訴となり、裁判に持ち込まれた。ヨーロッパではドイツ最初の国立HPCセンターとして、Stutt Read more…

新HPCの歩み(第137回)-1996年(c)-

4月 24, 2023 |

富士通はVPP700を発表・出荷し、日立はSR2201を出荷。言語ではHPF 2.0原案が発表される。ASCI Redは10月には208 GFlopsを出し、CP-PACSの背後に迫っていたようだ。SC95でのメタコンピ Read more…

新HPCの歩み(第136回)-1996年(b)-

4月 17, 2023 |

1992年に始まった科学研究費重点領域研究「超並列原理に基づく情報処理体系」(代表田中英彦)は、1996年3月終了し、最終報告会を開催するとともに、産学連携の並列・分散コンソーシアム(PDC)の活動を進めた。3回目となる Read more…

新HPCの歩み(第135回)-1996年(a)-

4月 10, 2023 |

第1期科学技術基本計画(5年間)が閣議決定され、科学技術振興における国の最優先課題を定め、学内LANにATMを推奨した。また、科学技術庁は、『地球変動予測の実現に向けて』と題する報告書をまとめたが、これが地球シミュレータ Read more…

新HPCの歩み(第134回)-1995年(h)-

4月 3, 2023 |

前年IBM社が第2世代の超並列コンピュータSP2を出したのに続いて、Cray Research社も第2世代のT3Eを発表した。Intel社はPentiumに続く第6世代のCPUであるPentium Proを発売した。この Read more…

新HPCの歩み(第133回)- 1995年(g)-

3月 27, 2023 |

Gordon Bell賞では、航技研、山形大、広島大連合が、NWTでQCD計算を行い、Performanceカテゴリーの賞を獲得、牧野淳一郎・泰地真弘人は、GRAPE-4でspecial-purpose machineカ Read more…

新HPCの歩み(第132回)- 1995年(f)-

3月 20, 2023 |

SC95 (San Diego)の直前に、会場近くのホテルで、三浦謙一氏と協力して、IEEEのScientific Supercomputing Subcommittee主催のワークショップを開催し、日本のHPCについて Read more…