新・HPCの歩み50年
東京大学では学内組織の計算センターが設置されたのを初め、いくつかの大学で計算センターが設立され、コンピュータの設置が進んだ。7月には、国立7大学の大学計算センターの関係者が会合し、協議会を設立した。 社会の動き 1962 Read more…
IBMの開発したスーパーコンピュータStretchは9台しか売れなかったが、パイプライン処理、割込み処理、メモリのECC、命令プリフェッチ、投機的実行、即値オペランドなど、ここで開発された技術は、その後のIBMのコンピュ Read more…
1961年7月現在、国内の大学には10台、政府関係・公的セクターには29台、民間にも100台近くの商用コンピュータが設置されている。大学はまだ貧しく、設置台数は少ない。 日本企業 1) 東京芝浦電気(TOSBAC-310 Read more…
日本のメーカー各社はコンピュータの開発製造に力を入れた。通産省の主導により、国産コンピュータを利用しやすくするレンタル会社JECCが設立された。また、電子工業振興協会および国産メーカー8社が連名で、「電子計算機の輸入抑制 Read more…
Sperry Rand社は同社初のスーパーコンピュータUNIVAC LARCを開発し、1960年6月にLivermoreに納入した。アメリカでは、IBM社がIBM 1410を、CDC社がCDC 1604を、DEC社がPD Read more…
トランジスタを用いて、沖電気はOKITAC 5090を、日立製作所はHITAC 102を、日本電気はNEAC-2203を、富士通信機製造はFACOM 222Pを、三菱電機はMELCOM 1101を、北辰電機はHOC 20 Read more…
通産省は、IBMと国産メーカーとの特許契約を後押しする一方、「電算機国産化5カ年計画」を策定した。国際学会連合IFIPの設立に合わせて、日本でも情報処理学会が設立された。京都大学(KDC-I)、東京大学(P Read more…
このころコンピュータの性能を客観的に評価することの重要性が認識され初め、IBM社のGibsonは科学技術計算における頻度を評価し、いわゆるGibson mixを定めた。IBM 709上で複数のジョブを連続的に処理するFM Read more…
日本の各社はトランジスタ式計算機を続々開発する。日本電気はNEAC-2202を、東京芝浦電気はTOSBAC-2100を、松下通信工業はMADIC-1を、日立製作所はHITAC 301を開発した。パラメトロン計算機もOPC Read more…
東大が東京芝浦電気と共同で開発していたTACは、「超スローモーの電子計算機」と糾弾されながらも1959年2月に完成し、学内に一般公開した。学内外の多くの研究で利用された。九州大学では、翻訳実験用計算機 KT-1を開発した Read more…