7月 15, 2014
富士通研究所、クラスタ型スパコンのネットワークスイッチを4割削減する技術を開発
7月15日、株式会社富士通研究所が、数千台規模のPCクラスタ型スパコンシステムのネットワークを構成するスイッチの台数を、ネットワーク性能を維持したまま約4割削減する技術を開発した。と発表した。
今回、株式会社富士通研究所は、PCクラスタに対して、新たな多層のフルメッシュ型ネットワーク構造を適用し、データの衝突が起こらないように転送順序を制御する通信アルゴリズムを組み合わせた技術を開発。これにより、スパコンのアプリケーション実行時に性能のボトルネックとなりうる全サーバ間通信でも、従来と同程度の性能を維持したまま必要なスイッチ台数を約4割削減することが可能で、省エネと高性能を両立するスパコンシステムの提供が可能になると。なお、本技術の詳細は、7月28日(月曜日)から新潟市で開催される「SWoPP 2014(Summer United Workshops on
Parallel, Distributed and Cooperative Processing 2014)」にて発表される。
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ソース:富士通