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7月 23, 2017

【東北大流体研】次世代融合研究システム 【入札公示 締切: 9/20】

HPCwire Japan

機関名

東北大学流体科学研究所

件名

次世代融合研究システム

調達方式

借入

借入期間

平成30年5月1日から平成35年3月31日

これまでの流れ

手続き 公示日 説明会開催日 締切日
入札 2017/7/18 2017/7/27 10:00
東北大学流体科学研究所1号館2階会議室
入札締切:2017/9/20 17:00
開札: 2017/10/24 14:00
意見招請
資料招請 2016/12/16 2017/1/10 11:30
東北大学流体科学研究所1号館2階会議室
2017/2/1 17:00

 

主な仕様:資料招請時

① 今回導入するシステムを構成するスーパーコンピュータは、以下に述べる共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及びアプリケーション・リモートグラフィックスサーバーから構成されること。このうち、分散メモリ型並列計算システムの一部は次世代融合インタフェースサーバーとして機能すること。
② 共有メモリ型並列計算システムは、以下の要件を満たしていること。
(a) 共有メモリ型並列計算システム全体の主記憶容量は100 TB以上であること。
(b) 容量10 TB以上の主記憶を共有メモリとして利用可能であること。
(c) (b)のメモリを共有する複数のCPUコアによる理論演算性能が50TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。
(d) 共有メモリ型並列計算システム全体の理論演算性能は500TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。
③ 分散メモリ型並列計算システムは共有メモリノード(演算ノード)を高速インターコネクトにより相互接続したクラスタシステムとし、以下の要件を満たしていること。
(a) 分散メモリ型並列計算システム全体の主記憶容量は60TB以上であること。
(b) 共有メモリノード1台当たり容量96GB以上の主記憶を共有メモリとして利用可能であること。
(c) 500台以上の共有メモリノードにより構成されること。
(d) 分散メモリ型並列計算システム全体の理論演算性能は2000TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。
(e) インターコネクトとして全ての演算ノードはInfiniBand 4x EDR相当以上の性能・機能を有すると判断されるインターフェースを共有メモリノード1台当たり1ポート以上有し、相互接続されること。
(f) 分散メモリ型並列計算システムの一部は次世代融合インタフェースサーバーとして機能すること。
④ 次世代融合インタフェースサーバーは、以
下の要件を満たしていること。
(a) 次世代融合インタフェースサーバー全体の主記憶容量は1TB以上であること。
(b) 次世代融合インタフェースサーバー全体の理論演算性能は25TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。
(c) 本研究所に既設の実験装置とデータを共有するため、40Gbps以上の通信速度を持つインターフェースを装備し、実験装置に併設された計測融合制御PCと接続可能であること。
⑤ アプリケーション・リモートグラフィックスサーバーは、以下の要件を満たしていること。
(a) アプリケーション・リモートグラフィックスサーバー全体の主記憶容量は24 TB以上であること。
(b) 容量12TB以上の主記憶を共有メモリとして利用可能であること。
(c) (b)のメモリを共有する複数のCPUコアによる理論演算性能が25TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。
(d) アプリケーション・リモートグラフィックスサーバー全体の理論演算性能が50TFLOPS以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。
(e) 解析結果・実験結果を複数画面で3次元可視化するために、高速画像処理用グラフィックスサブシステムを装備すること。
(f) 解析結果・実験結果を遠隔の端末上で可視化するためのシステム又はソフトウェアを有すること。
⑥ 共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及びアプリケーション・リモートグラフィックスサーバーは、高水準の自動並列多重処理機能を有するFORTRAN、C、C++コンパイラ及び支援ツールを備えていること。これらのコンパイラの並列処理のためのアプリケーションプログラムインタフェース(API)は、OpenMP及びMPIに準拠していること。
⑦ 次世代融合インタフェースサーバーが本研究所に既設の実験装置に併設された計測融合制御PCとの間でデータ同期を行うためのライブラリ及びサンプルプログラムを提供すること。
⑧ 共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及びアプリケーション・リモートグラフィックスサーバーは、それぞれ高速通信機能及び会話型処理機能を具備したシステムであること。
⑨ 解析結果及び実験結果を臨場感を伴って表示するために、複数画面による3次元可視化表示が可能な出力装置を具備したシステムであること。
⑩ RAIDレベル6で構成され、1PB以上の実効容量を有する磁気ディスク装置を提供すること。このディスク装置は、ファイル共有システムにより共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及びアプリケーション・リモートグラフィックスサーバーからアクセス可能であること。
⑪ 前項の磁気ディスクを容量の面で補完するため、二次外部記憶装置として、RAIDレベル6で構成され、18PB以上の実効容量を有する磁気ディスク装置を提供すること。
⑫ 共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及びアプリケーション・リモートグラフィックスサーバーは、それぞれ科学技術計算用のライブラリを有すること。
⑬ 現有システムに保有されているデータを本システムへ円滑に移行すること。また、本システムの導入、移行、講習会やプログラム相談などの利用者支援に関して全面的な支援・協力を行うこと。
⑭ 外部からの不正侵入やウィルス等に対して十分なセキュリティ対策を施し、新たに発見されたセキュリティホールに対しては速やかに対処すること。
⑮ ハードウェアの信頼性が高く、安定した保守・支援体制を有すること。

現在のシステムについて

次世代融合研究システム

システム SGI UV1000/2000
主契約者 日本SGI株式会社
契約金額 4,636,666,650円
調達方式 借入
落札日 2010/9/30
備考 借入期間:2011/4/1から2017/3/31

関連リンク

東北大学流体科学研究所スーパーコンピュータシステム