世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


4月 17, 2014

ケンタウルス•エネルギー社、NSUにIBMスーパーコンピュータを寄贈

HPCwire Japan

Thomas Ayres

ケンタウルス•エネルギー社はノバサウスイースタン大学に「Megalodon」の愛称のIBMのスーパーコンピュータを寄贈した。Megalodonは、それぞれが16個のPOWER CPU、256ギガバイトのRAMを搭載した32台のノードで構成されるIBMのP6スーパーコンピューティング・クラスタだ。各CPUは2個のプロセッサ•ユニットが含まれており、同様に7億9千万個のトランジスタを持っている。Megalodonはまた、水冷であり、内部チルドプレートと、各ラックの背面の冷却ドアを使用している。

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新しいシステムを収容するために、 NSUはCenter for Collaborative Research (CCR)と呼ばれる新しい8千万ドルの研究施設を建設する計画であり、そこはまた熟練研究者チームが所となる。

「この新しい学際的なセンターは我々の世界的な研究者チームに対し、我々すべての生活に影響を与える発見を作り続けるために必要なツールを提供できるでしょう。」とNSUの学長であるGeorge L. Hanbury博士は言っている。「新しい癌治療法を開発することから、環境の持続性のための新しい方法を見つけることまで、可能性は無限大です。」

そのIBMシステムの寄付がどこから来たのか興味深い。テキサス州ヒューストンにある一部機能していないヘッジファンドであるケンタウルスエネルギー社が、何故比較的小さなフロリダの大学にスーパーコンピュータを寄付するのだろうか?実際にはまだ漠然としているが、 NSUのプレスリリースによると、「NSUと米国地質調査所( USGS )の間の長年の関係を継続し、USGSのNSUのメインキャンパスにおける現在の場所を含み、USGSはCCRの1階のすべてのフロアを占有する方向です。USGSとNSUはEvergladesの復旧運動、水文、水資源などを含む共同学際的研究を協力していきます。」とある。我々は寄付の元をベースに関係を築いているだけだが、

他の大学の研究に加えて寄、付を駆り立てるのを支援するエネルギーに基づいた角度があるかもしれないことを指摘することにふさわしく見える。

Megalogonスーパーコンピュータは、研究活動における大学を支援するために主に使用される。これらの活動は、環境の持続可能性やがん治療に対処する数百のプロジェクトが含まれている。研究に加えて、学生は卒業時にキャリアを準備するのに役立つ訓練を受けることができるようになる。

「このスーパーコンピュータよって研究者は、複雑なプロセスのより正確なモデルを作成したり、解決するのは不可能と思われた問題をシミュレートしたり、数週間から数ヶ月での実験によって生成されたデータ量の増加を分析することができ、従来のコンピュータでは数年必要だった研究ができるようになります。」とNSUのコンピュータおよび情報科学の研究科長であるEric S. Ackerman博士は述べている。