世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


11月 12, 2014

防災研、「防災情報システム」が稼働開始

HPCwire Japan

株式会社日立製作所は、独立行政法人防災科学技術研究所において、「防災情報システム」を構築し、稼働を開始したと発表した。本システムは、大規模シミュレーションシステムと公開系クラウドシステムによって構成されており、防災科研は本システムを活用し自然災害に関するさまざまなデータをもとに大規模シミュレーション解析を行い、地震、津波、火山噴火、地すべり、風水害、雪氷災害などの自然災害に関する研究を行うとともに、これらの研究結果などをWebサービスとして随時公開していく。

本システムは、日立のテクニカルサーバ「HA8000-tc/HT210」を中核としており、複数のサーバ間でファイルを共有し、高速なデータ転送による並列処理を可能とする、日立独自開発の分散共有ファイルシステム「Hitachi Striping File System」により、データ処理の高速化を実現している。さらに、日立のユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」を採用し、合計約3.3PB*1の大容量ストレージ環境を実現しています。本システムのうち、大規模シミュレーションシステムは、従来システムの約21倍となる298.9 TFLOPSの総合理論演算性能を実現している。


ソース:日立