新HPCの歩み(第170回)-2000年(c)-
早稲田大学で開催されたJSPP2000では、「ペタフロップスへの道」と題したパネル討論会が企画され、日本でペタフロップスを開発すべきか、できるか、技術的な課題は何か、など議論した。並列ソフトウェアコンテストでは、長方形領域での2次元ポアソン方程式を差分法で解くという問題が出題された。 |
国内会議
1) 研究会「量子力学の新局面」
素粒子理論研究者をベースに表記の研究会が、2000年2月17日~18日に高エネルギー加速器研究機構(田無分室)で開催された。この研究会は、最近発展の著しい強い量子相関を有する素粒子や原子の系に関する物理をテーマとし、特に量子情報(量子コンピュータ、量子暗号、量子誤り訂正など)を中心に、関連する基礎的なトピックを集めて行なわれた。世話人は、磯暁(KEK素核研)、藤川和男(東大理)、細谷暁夫(東工大理)、筒井泉(KEK素核研)である。プログラムは以下の通り。ずいぶん先駆的である。(物理屋は「コンピューター」と表記するので、発表タイトルは発表者に従う)
2月17日(木) |
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10:00-11:00 |
量子コンピューターの現状と展望 |
細谷 暁夫(東工大理) |
11:20-12:20 |
量子ビットの実現 |
蔡 兆申 (NEC基礎研) |
12:20-13:40 |
昼食 |
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13:40-14:40 |
相互作用の制限がもたらす測定の原理的限界 |
清水 明 (東大教養) |
15:00-16:00 |
点状相互作用と量子力学 |
全 卓樹 (高知工科大) |
16:20-17:20 |
量子カオスと古典カオス |
首藤 啓 (都立大理) |
17:30 – |
懇親会 |
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2月18日(金) |
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10:00-11:00 |
Tsallis統計とその量子情報への応用 |
阿部 純義 (日大理工) |
11:20-12:20 |
可逆測定と量子誤り訂正 |
上田 正仁(広大理) |
12:20-13:40 |
昼食 |
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13:40-14:40 |
量子暗号について |
井元 信之(総研大) |
15:00-16:00 |
量子テレポーテーション |
古沢 明(ニコン) |
16:20-17:20 |
量子力学の解釈問題につい |
和田 純夫(東大教養) |
2) HOKKE-2000(千歳)
情報処理学会ARC研究会・HPC研究会の合同で、第7回「ハイパフォーマンスコンピューティングとアーキテクチャの評価」に関する北海道ワークショップHOKKE-2000が、3月2日~3日、千歳科学技術大学で開催された、メインテーマは「PC for HPC (PC によるハイパフォーマンスコンピューティング)」であった。学会的には第129回 計算機アーキテクチャ研究会と第 80回 ハイパフォーマンスコンピューティング研究会の合同研究会である。講演は30件であった。基調講演として、開催地千歳科学技術大学の川合敏雄教授(PAXの川合先生)が「計算と物理」という講演を行った。
3) HAS研
HAS研(Hitachiアカデミックシステム研究会)は、2000年3月28日~29日、第14回研究会を行った。
第14回研究会(2000年3月28日) テーマ「自然の真理に迫る2010年の計算科学」 |
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内容 |
講演者(敬称略) |
基調講演-2010年の計算科学 |
横浜国立大学 有澤博 |
計算物理学の現状と未来 |
筑波大学 宇川彰 |
天文学=計算科学の『遊び場』 |
国立天文台 近田義広 |
ライフサイエンス事業への取組み |
株式会社日立製作所 原田義則 |
第14回研究会(2000年3月29日) |
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バイオインフォマティクスについて |
株式会社ヘリックス研究所 永井啓一 |
8月31日には第15回研究会を開催した。
第15回研究会(2000年8月31日) テーマ「2010年の社会を予測する」 |
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文化財情報システムの未来 |
東京国立博物館 高見沢明雄 |
京都のデジタルアーカイブ構想 |
京都市 清水宏一 |
21世紀の技術と社会 |
放送大学 森谷正規 |
情報革命とNPO |
山口県立大学 吉本秀子 |
次世代高等教育システム:バーチャル・ユニバーシティの展開 |
メディア教育開発センター 永岡慶三 |
4) 日本SGI HPC Open Forum
同フォーラムは、2000年4月24日、恵比寿ガーデンプレイスタワー B1 SGIホールにおいて、第二回HPC Open Forumを開催した。
13:30-13:35 |
会長挨拶 |
(株)東芝 鶴田杏介 |
13:35-13:40 |
日本SGI社長挨拶 |
日本SGI(株) 和泉法夫氏 |
13:40-14:40
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基調講演 「超音速機開発におけるCFD」 |
航空宇宙技術研究所 坂田公夫 |
14:40-14:50 |
休憩 |
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14:50-15:30 |
「建築構造物設計におけるCFDの現状と将来」 |
清水建設(株)小川隆申 |
15:30-16:10 |
「ギガビットネットワークとバーチャルリアリティ」 |
東京大学IML 小木哲朗 |
16:10-16:50 |
「並列計算機ORIGIN2000へのCFDプログラムの移植 -現状と問題点-」 |
斎藤務 |
16:50-17:00 |
自動車分科会の活動内容と前回(2/10)の報告 |
ダイハツ工業株式会社 栗山利彦 |
17:00-17:15 |
分科会運営についての検討会 |
東芝 福井義成 |
17:15-17:45 |
SGI製品紹介 |
日本SGI(株)栗崎彰 |
18:00-19:30 |
[レセプション] 恵比寿ガーデンプレース 麦酒館 2階 |
7月14日には和光市の理化学研究所で日本SGI HPC Open Forumが開催された。
理化学研究所 加速器施設見学 |
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「航空宇宙産業における計算流体力学の研究と可視化事例」 |
川崎重工 嶋英志 |
「西武・松坂投手 魔球の秘密」 |
理化学研究所 姫野龍太郎 |
11月29日には、東京大学 駒場キャンパスの生産技術研究所において日本SGI HPC Open Forum 高速化・並列化分科会が開催された。
13:30-14:30 |
東京大学 生産技術研究所 新施設見学 |
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14:30-14:40 |
開会挨拶 |
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14:40-15:20 |
高速化・並列化分科会講演 (1) 「低次元磁性体における量子モンテカルロシミュレーションの並列化と高速化」 |
東京大学 物性研究所 藤堂眞治 |
15:20-15:30 |
休憩 |
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15:30-16:10 |
高速化・並列化分科会講演 (2) 「流体計算ソフトの並列計算機 Origin 2000での高速化」 |
(株)東芝 ISセンター 福井義成・落合邦江 |
16:10-16:50 |
高速化・並列化分科会講演 (3) 「バイオインフォマティクスと並列処理」 |
電子技術総合研究所 秋山 泰 |
17:00-18:30 |
懇親会 |
5) JSPP 2000(早稲田大学、「ペタフロップスへの道」)
2000年記念並列処理シンポジウム(JSPP2000)は、早稲田大学国際会議場において2000年5月30日~6月1日に開催された。参加者290人。実行委員長は平木敬(東大)、副委員長は稲上泰弘(日立)、プログラム委員長は笠原博徳(早稲田大学)、幹事は安藤秀樹(名古屋大)であった。Prof. Thomas Sterling (Caltech/JPL)が”The HTMT Architecture for Petaflops-scale Computing”と題して招待講演を行った。
また2000年記念ということで、JSPP2000スーパーパネル「ペタフロップスへの道」が企画された。司会は笠原、パネリストは、(五十音順で)小柳義夫 (東京大学)、富田眞治 (京都大学)、中澤喜三郎(明星大学)、平木 敬(東京大学)、三浦謙一 (富士通)、三好甫 (地球シミュレータ研究開発センター)、渡辺貞(NEC)であった。パネリストにはあらかじめ次のような質問が与えられた。
a)日本はペタフロップスマシンのようなHPCマシンを開発する必要があるか?
b)もし開発する必要がある場合には、どのように進めるべきか?
c) 技術的課題は何か?
d) マシン開発の必要性がない場合には、日本のコンピュータ産業の行方?
筆者はアメリカのプロジェクトが、システム設計者主導でユーザの声が届いていないのでは、という点を指摘した。どんな議論になったかは記録もなく記憶もないが、基本的に推進すべきという方向性が出たと思う。その時の記念写真が『地球シミュレータ開発史』p.83に載っている。
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このJSPPの「会議レポート」(鰐渕道紘、岩井啓輔)が、『情報処理』2000年8月号に掲載されている。
6) PSC2000
JSPP2000に合わせて、7回目となるPSC2000 (Parallel Software Contest 2000)が開催された。委員長は島崎眞昭(京大)が務めた。委員はアカデミアから、板倉 憲一(筑波大)、岩下武史(京大) 、上原哲太郎(和歌山大)、岡部寿男(京大)、佐藤三久(新情報)、島崎眞昭(京大:委員長)、関口智嗣(電総研)、長嶋雲兵(融合研)、西田晃(東大)、朴泰祐(筑波大)、ベンダから伊藤能一(富士通)、後保範(日立)、佐々木祐二(NEC)、斎藤智秀(日本SGI)田村榮悦(IBM)、水田正人(日本サン)、鷲尾巧(NEC)であった。また、これまで委員長を務めた村岡洋一(早大)、小柳義夫(東大)、金田康正(東大)は顧問として長期的な責任を担うこととした。
本年ご提供いただいた並列コンピュータは、Cenju4 (32 processors, NEC)、AP3000 (16 processors、富士通)、SR2201 (22 processors、 日立)、Enterprise 10000 (64 processors、 日本サン・マイクロシステムズ)であった。資源提供企業のほか、日本SGIと日本IBMからも協賛をいただいた。
3月8日に第1回委員会を開催し、計画を議論した。今回は長方形領域での2次元ポアソン方程式を差分法で解くという問題とした。x方向の辺は解法Dirichlet条件、y方向の辺は周期境界条件である。アルゴリズムは自由とした。問題の与え方、最終解のチェックの方法などについて議論が行われた。参加登録は69チームであった。情報は不完全であるが、入賞者は以下のとおり。本戦での完走者はこれがすべてのようである。E10000では並列化されていないプログラムが入賞してしまった。
部門 |
Cenju4 |
AP3000 |
SR2201 |
E10000 |
参加チーム数 |
17 |
18 |
17 |
9 |
1位 |
美船健(27.34秒) |
美船健(33.59秒) |
美船健(28.9秒) |
羽藤隆夫、Irina Pushkina、野中 千穂(4148.83秒) |
2位 |
林田守広、蓬来祐一郎(52.60秒) |
林田守広、蓬来祐一郎(81.48秒) |
林田守広、蓬来祐一郎(124.1秒) |
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3位 |
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大澤清(2261.5秒) |
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今回の特別企画として、「自由部門」を設けた。参加資格は不問、問題は同じで、各自の利用できるクラスタなどで解いて結果を自己申告する方式である。実際には本戦の参加者が他のマシンで計算したものがすべてであった。JSPP2000で報告された。
JSPP2000の最終日6月1日夕刻に反省会を開き、参加者からのアンケートを参考にしながら今後の方針を議論した。今回はアルゴリズムから考えさせるのが特徴で(第1回もそうであったが)、MultigridとFFTが競うことになったことは面白かった。ただその場合、高校生の参加がむつかしくなるとの指摘があった。
7) 数値解析シンポジウム(那須)
第29回数値解析シンポジウム(NAS2000)は2000 年6 月7日から9 日の3 日間、 那須ビューホテル(栃木県那須郡那須町)において開催された.担当は筑波大学数値解析研究室である。参加者108名。今回のシンポジウムは20 世紀最後のシンポジウムであるので、「数値計算の21 世紀に向けて」をテーマとして、セッションごとにキーノート講演が行われた。筆者も「20年後の HPC」という怪しげなキーノートを行った。また、特別講演としてS. Hammarling (NAG)”によるThe NAG Libraries for High Performance”と、大石進一(早稲田大学)による「実用段階に到達した精度保証付き数値計算」があった。さらに記念講演として伊理正夫(中央大学)の「数値解析の迷信」と二宮市三(名古屋大学名誉教授)の「数値計算の散歩道」が行われた。一般講演は25件。
8) NEC・HPC研究会
第11回NEC・HPC研究会が、2000年6月12日、NEC本社ビル地下1階講堂で開催された。以下の講演が行われた。
土居範久(慶応大) |
基調講演「先端計算科学技術への期待」 |
佐久間弘文(地球フロンティア研究システム、) |
特別講演「地球フロンティアプロジェクトが目指す高解像度気候モデルの課題」 |
井小萩利明(東北大) |
「複雑流動現象の数値シミュレーション」 |
松尾嘉則(三井化学) |
「CFX-4による気泡塔の3次元流動シミュレーション」 |
新上和正(ATR) |
「横断するデザイン -どんなモノがブレイクするか-」 |
塚越眞(日本電気) |
「NECのHPC製品のご紹介」 |
第12回NEC・HPC研究会は、2000年12月14日、NEC本社ビル地下1階講堂で開催された。以下の講演が行われた。
西原 功修(大阪大) |
基調講演「超高強度レーザーと物質との相互作用、そしてハイパフォーマンスコンピューティング」 |
関口 智嗣(電総研) |
特別講演「夢を拓くグローバルコンピューティング技術への期待」 |
阪口 秀(CSIRO) |
「粒子法の大規模シミュレーションとRVSLIBによる可視化を利用したマイニングロボットの開発」 |
山西 健司(日本電気) |
「データマイニングとビジネスHPC」 |
妹尾 義樹(日本電気) |
「ここまで来たHigh Performance Fortran」 |
9) SWoPP松山2000
2000年並列/ 分散/ 協調処理に関する『松山』サマー・ワークショップ(SWoPP松山2000)は、2000 年8 月2 日(水)~5 日(土)に松山市総合コミュニティセンターで開催された。主催は電子情報通信学会のコンピュータシステム研究会(CPSY)とフォールトトレラントシステム研究会(FTS)、情報処理学会の計算機アーキテクチャ研究会(ARC)とプログラミング研究会(PRO)とハイパフォーマンスコンピューティング研究会(HPC)とシステムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会(OS)である。
10) IBM HPC Forum
2000年のIBM HPC Forumは、8月29日に日本IBM箱崎事業所で、8月31日にグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で開催された。計画では2月にお会いしたIBM Watson Lab.のW.R. Pulleyblank (Director, Deep Computing Institute)を招く予定であったが、都合が合わなかった。2001年のForumでは講演をお願いすることになる。
10:00 |
オープニング |
小柳 義夫 IBM HPCユーザーズ・フォーラム会長 (東京大学 教授) |
10:15 |
IBM ペタフロップス・コンピューター・プロジェクト |
David Klepacki, Ph.D. Assistant Director, ACT, IBM T.J. Watson Research Center |
12:00 |
昼食 |
|
13:00 |
設計最適化プロセスにおける並列分散処理の応用 – iSIGHTとによるSPライブ・デモンストレーション – |
工藤啓治 取締役、エンジニアス・ジャパン株式会社 |
14:30 |
Coffee Break |
|
14:45 |
エンジニアリング-e.com シミュレーション・センターとイニシャティブ – MSC社のASPへの取り組み – |
John DiLullo, Vice President and General Manager of Engineering-e.com Division, MSC.Software Corporation |
15:45 |
GFlopsスピードでのCAE – スケーラブル・コンピューティングはどのように解析プロセスを変えつつあるか – |
Greg Clifford, Auto/Aero Scientific and Technical Computing, IBM |
17:15 |
終了 |
11) NEDOフォーラム2000
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、NEDO創設20周年を記念して、2000年9月27日~28日に、東京国際展示場(東京ビッグサイト)において「NEDO フォーラム2000」を開催した。IT分野のセッションは28日午前10:30より行われた。
総括講演 |
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“ IT革命が及ぼす社会への影響” ― ITは、なぜよくわからないの。― |
安田 浩 (東京大学国際・産学共同研究センター 教授) |
個別講演 |
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“半導体進化論” ― どこまで賢くなるの。― |
福間 雅夫 (NECシリコンシステム研究所 所長) |
“液晶進化論” ― どこまで液晶見やすくなるの。― |
早坂 昭夫 (液晶産業研究会TTプロジェクト 主幹研究員) |
“ディスク進化論” ― CD、MO、DVD、その次は。― |
伊藤 彰義 (日本大学理工学部電子工学科 教授) |
12) IC2000(慶応義塾大学)
第5回目となるIC2000: インターネットコンファレンス2000は、日本インターネット協会(IAJ)、日本ソフトウェア科学会インターネットテクノロジー研究会(JSSST)、日本UNIXユーザ会(jus)、WIDEプロジェクト(WIDE)の主催により、2000年11月1日~2日に慶應義塾大学矢上キャンパスで開催された。実行委員長は中谷雅哉(東大)、プログラム委員長は寺岡文男(ソニーCSL)であった。
13) SS研(HPCミーティング)
SS研(Scientific System研究会)は、6回目となるHPCミーティング2000を、2000年11月15日~16日の合同分科会に続き、11月17日にグランドホテル浜松で「ベクトル技術と新技術の動向」というメインテーマで開催された。参加者は175名。以前は不明だが、この回はOPENと明記されている。
開催趣旨 |
福田企画委員 |
【富士通役員挨拶】『HPCへの取り組み』 |
富士通 常務取締役 宮澤 達士 |
【招待講演】 『Brain Research in a Distributed Environment-Telemicroscopy and Grid Computing-』 |
Mark Ellisman, Ph. D. Director, National Center for Microscopy and Imaging Research University of California at San Diego |
【一般報告】 |
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・『数値シミュレーションによるタイヤの性能予測』 |
横浜ゴム(株) タイヤ技術開発部 小石 正隆 |
・『分子科学計算におけるスーパーコンピュータの利用』 VPP5000による量子反応ダイナミックス計算「CaNC構造異性化反応」 |
岡崎国立共同研究機構計算科学研究センター 青柳 睦 |
【挨拶】 |
富士通欧州情報技術センター 取締役社長 小坂 義裕 |
【一般報告】 |
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・『MDM(Molecular Dynamics Machine) :分子動力学シミュレーション専用計算機』 |
理化学研究所 情報基盤研究部 戎崎 俊一 |
・『VPP5000向けISVアプリケーション~性能のご報告(2)~』 |
富士通 システム本部計算科学技術センター 西 敬二郎 |
・『次期HPCサーバについて』 |
富士通 コンピュータ事業本部 内田 啓一郎 |
【総合討論】 |
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・まとめ |
福田企画委員 |
14) 数理解析研究所
京都大学数理解析研究所において中尾充宏(九州大)を代表者として研究会「偏微分方程式の数値解法とその周辺II」が2000年11月20日~22日に開催された。32回目である。発表論文は講究録 No. 1198に掲載されている。
次回は日本の企業の動きと標準化である。日本電気は高速化したSX-5を発表する。OpenMP 2.0が公開される。
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