世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


12月 2, 2015

SADC、最後のアフリカのマイルのためのオフグリッド

HPCwire Japan

Elizabeth Leake, STEM-Trek

世界中の農村地域において、人々を商品やサービス、市場、ヘルスケア、および教育へのアクセスを妨げているものは距離だけではない。そこにはしばしば、サービスの提供をより困難にする地理的、地政学的、経済的な要因があるのだ。

アフリカにおいては電力は完全ではないが、農村地域では信頼性のなく、不十分で、または全く無い場合もある。ネットワークがある場所では、(ダークファイバーがより一般的になっている)、それは独自で商業用であることが多い。警察のインフラがほとんどない農村貧困地域では、銅泥棒が電気通信事業者がネットワークを維持することを非常に難しく(コスト的に)している。それゆえに、ワイヤレスおよびオフグリッドの技術が特に風力や太陽エネルギーが豊富にある場所で有望である。

これらの課題は、テキサス先端計算センター(TACC)での2日間のハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)ワークショップに参加した19人の南アフリカ開発コミュニティ(SADC)の学者達に関係する。彼らはオースティンにいたので、SC15にも参加した。

ある午後のワークショップで、参加者達は並列技術とアウトリーチのトラック間を選択した。7名がオースティンのテキサス大学J.J.PickleキャンパスにあるモバイルTrailblazer 1ユニットのツアーのために、教育におけるマイナリティ-のためのテキサス連合(TAME)のプログラムディレクターであるLinda Collinsに合流した。Trailblazer のツアーに参加した2名を除く全員が南アフリカ、ジンバブエ、ザンビア、レソト、タンザニアの農村出身だ。殆どが教育とシステム管理の責任を持っており、全員が人の能力開発に興味を持っている。

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Trailblazer IおよびIIはテキサスの田舎を旅して、学生、教師および家族を訪問している。内部には、批判的思考のプロセスを引き出し、技術革新を引き起こし、様々な技術対応可能性にゲストを啓発するように設計された科学技術のデモを特長としたステーションがある。SADCのグループがツアーをした際に、彼らはその経験がサハラ以南のアフリカに適合し、年齢に応じたHPCトレーニングを含むように方法を考えるようになったのだ。例えば、Raspberry Piのクラスタ・トレーニングの追加、タブレットのコレクション(狭い場所に密接に保管)、そして良く準備されたカスタマイズされたワークフォースにおける既得権での企業からの商業的買入れを保証する各地域の産業の足場に反響する科学的事例研究だ。おそらく、このユニットはネットワークの存在点として提供され、独自の電力を集めるのだろうか?そして、夕方寒くなってきたら、モバイル研究所は、教師、学生や家族が社会活動のために集う学習オアシスとなるかもしれない。どのようにHPCがトランスフォームするか発見しよう。

SADCの活動は米国科学財団およびテキサス大学により、TACCエアリンク航空インテルクレイデータダイレクトネットワークス、およびSTEM-Trekの支援の下に提供されている。