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2月 20, 2017

住友ゴム、「京」を活用した新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」で欧州の「Tire Technology Expo 2017」で「Tire Technology of the Year」を受賞

HPCwire Japan

住友ゴム工業の新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」が、2月14日(火)から16日(木)にドイツ・ハノーバーで開催された「Tire Technology Expo 2017」において、「Tire Technology of the Year」を受賞した。

「Tire Technology Expo」は、2001年より毎年欧州で開催されているタイヤ製造等に関する技術発表・展示会で、タイヤメーカーをはじめ素材メーカー、公的研究機関などがその研究成果を発表し、5つの分野(Tire Manufacturing Innovation of the Year、Environmental Achievement of the Year、Tire Technology of the Year、Tire Industry Supplier of the Year、Tire Manufacturer of the Year)で優秀な技術を表彰するものだ。

住友ゴム工業独自の新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」は、低燃費・グリップ・耐摩耗性能という、相反性能であるタイヤの三大性能を高い次元で両立するために、大型放射光施設「SPring-8」、大強度陽子加速器施設「J-PARC」、スーパーコンピュータ「京」という世界最高レベルの最先端大型研究施設の連携活用により、ナノからミクロンレベルまでゴムの内部構造を連続的かつ鮮明に解析し、シミュレーションすることを可能とした技術だ。


ソース:住友ゴム工業