世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


4月 7, 2021

【デル】北陸先端科学技術大学院大学、デル・テクノロジーズ製 新超並列計算機システム「KAGAYAKI」を本格運用開始

HPCwire Japan

北陸先端科学技術大学院大学とデル・テクノロジーズ株式会社は、新しい超並列計算機システム 「KAGAYAKI」 に、「Dell EMC PowerEdge R6525」を基盤としたスーパーコンピュータシステムを採用し、2021年3月からJAISTにおいて本格運用を開始した。

■システムの特長
 JAISTに導入された「Dell EMC PE R6525 SCS」は、最新のAMD製プロセッサを搭載した「PowerEdge R6525」サーバ 280台を、高速なインターコネクトネットワークであるInfibiBand HDRで接続したクラスタ型スーパーコンピュータシステムだ。
 旧システムと比較すると、理論演算性能は約2.24倍の1.49PFLOPS、CPUコア数は約1.8倍の35,840コア、総メモリ容量は約2倍の140TiBと大幅な性能向上を実現した。これにより、JAISTは、ナノテクノロジー、データマイニングなど先端科学技術分野における世界トップレベルの研究開発を更に加速させることになる。また、コンテナ型仮想化にも対応し、種々のHPC/AI研究環境を整備しており、ユーザー自身で煩雑な計算機環境を構築する手間を省き、ユーザーの研究加速をサポートする。