11月 19, 2014
SC14:東工大 松岡聡教授がSidney Fernbach賞
西 克也

毎年開催されるスーパーコンピューティング関連の最大の国際会議であるSupercomputing 2014が米国ニューオーリンズで現在開催されている。本日11月18日現地時間午前8:30より開会式が開催され、その中で3つの賞の授賞式が行われた。今回の受賞者の中で先に報道されているように、東京工業大学の松岡聡教授がSidney Fernbach賞を受賞した。この賞は大規模計算問題に関するスーパーコンピューティングを使ったアプリケーションの開発で著名なSidney Fernback博士の栄誉を称えた賞で、今回TSUBAMEでの業績が認められて松岡教授に授与された。受賞講演は11月19日午前9時から現地で行われる。受賞にあたり松岡教授は「この賞は大変栄誉のある賞で、私ばかりでなく関係者の皆様と一緒に授与されたものと考えております。」と述べている。この賞はTOP500で有名なJack Dongarra博士も受賞した賞で、日本人としては初となる。
また、今回のSeymour Cray賞はGordon Bell氏に送られた。Gordon Bell氏はスーパーコンピュータのアプリケーション性能を競うGordon Bell賞でも有名。
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今回受賞した3人左から:
Seymour Cray賞:Gordon Bell氏 Ken Kennedy賞: Charles E.Leiserson氏 Sidney Fernbach賞: 松岡聡 教授 |
写真: 小西史一氏 提供