世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


3月 4, 2015

スーパーコンピュータ「京」で解き明かした宇宙線加速:天体衝撃波における高エネルギー電子生成機構の新理論を発表

HPCwire Japan

千葉大学大学院理学研究科 松本洋介特任助教、東京大学大学院理学系研究科 天野孝伸助教、星野真弘教授、国立天文台天文シミュレーションプロジェクト 加藤恒彦専門研究職員らの研究グループは、スーパーコンピュータ「京」を用いたシミュレーションによって、超新星残骸衝撃波を始めとする様々な天体衝撃波で高エネルギーの電子を効率よく生成することができるメカニズムを明らかにした。宇宙物理学の謎のひとつである「相対論的エネルギーを持つ電子の存在」の解明に大きく迫ることができると期待されることから、本成果は、アメリカ科学振興協会(AAAS)発行のScience 誌に2月27日に掲載される。


ソース:千葉大学