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10月 6, 2023

【産業技術総合研究所】実世界基盤モデル開発向け大規模クラウド基盤 【資料締切 11/15】

HPCwire Japan

機関名

産業技術総合研究所

件名

実世界基盤モデル開発向け大規模クラウド基盤

調達方式

購入

導入予定時期

令和6年度第3四半期以降

これまでの流れ

手続き 公示日 説明会開催日 締切日
入札     入札:
開札:
意見招請      
資料招請 2023/10/6 2023/10/18 14:00
国立研究開発法人産業技術総合研究所つくばセンターつくば中央事業所1群共用講堂2階大会議室
2023/11/18 14:00

 

主な仕様(資料招請時)

シンABCIは、高性能計算システム、大容量ストレージシステム、各種ネットワーク等から構成されるハードウェアと、システムを運用するのに十分な給電設備及び冷却設備、システムを最大限活用するためのソフトウェア群からなる。以下にシンABCIのシステムの要求要件の概要を示す。

① 高性能計算システムの合算理論ピーク性能は4.2エクサAI-FLOPS以上であること。ただし、演算の数値型はIEEE 754-2008規格で定義されるbinary64、binary32、binary16浮動小数点数形式、及びbfloat16浮動小数点数形式のうち、いずれか一つ、またはこれらの混合精度とする。なお、浮動小数点演算は密な演算であるものとし、データのスパース性を利用した最適化を行わない時の理論演算回数とすること。
② 高性能計算システムに搭載される加速プロセッサが備えるメモリの合計容量は345TB以上、かつ合算理論バンド幅は14.4PB/s以上であること。
③大容量ストレージシステムは、全体で50PB以上の実効容量を備え、スケーラブルで高速かつ高信頼なアクセス性能と標準的なアクセスインタフェースを提供すること。高性能計算システムのすべての計算ノードから利用可能にすること。
④計算ネットワークは、高性能計算システムならびに大容量ストレージシステムを接続すること。また、転送バンド幅400Gbps以上のネットワークを用いて、なるべく高いバイセクションバンド幅を有する構成をとること。なお、計算ノード間、及び計算ノード・大容量ストレージシステム間の理論バンド幅は400Gbps以上とすること。
⑤サービスネットワークは、高性能計算システム及び大容量ストレージシステムの外部アクセスを必要とする機器群を接続するとともに、計算ネットワーク、管理ネットワーク、及び拠点間接続ネットワークに接続すること。
⑥産総研が準備する設置場所、電源設備、及び冷却設備を最大限活用した効率の良いシステムを構築すること。ただし、システムの有効総消費電力は5,000kW以下とすること。
⑦システムを最大限活用し、クラウド運用、AI処理の高速化・高度化、ビッグデータの活用を支援する基盤ソフトウェア群を有すること。

これまでのシステム調達結果

件名 人工知能処理向け大規模・省電力クラウド基盤
調達方法 購入
落札日 2017.9.29
落札業者 富士通株式会社
落札価格 4,968,000,000円 (税抜き:4,600,000,000円)
備考  

 

件名 AI橋渡しグリーンクラウド基盤
調達方法 購入
落札日 2020.9.30
落札業者 富士通株式会社
落札価格 1,999,800,000円 (税抜き:1,818,000,000円)
備考  

 

関連リンク

AI橋渡しクラウドABCI