DDNのAlex Bouzariがムーアの法則を打ち破る
Tiffany Trader

2015年はホームストレッチであったので、データダイレクト・ネットワークス(DDN)はハイパフォーマンス・SFAブロックストレージの製品ラインを、旧コードネーム「Wolfcreek」であるSFA14KおよびSFA14KEの発表でリフレッシュした。DDNはまた、プロセッサとパラレル・ファイルシステム間で効率的に遅延を排除し、アプリケーションを高速化するデータ・キャッシュ層を生成するための半導体および不揮発メモリ技術を活用するインフィニット・メモリ・エンジン(IME14K)のベールを脱いだ。
HPCwireとのインタビューの中で、DDNのCEOであるAlex Bouzariはこの製品セットが広範囲のアプリケーションでどのように使うことができるのか、そして領域に渡る利用例について説明した。以前我々がカバーしたように、DDNは2つの異なる市場にサービスを提供するための戦略を強化しており、長年支配的なプレーヤー(同社は上位100システムの約2/3をサポートしている)である従来のHPCと、そして急成長している先進的なスケール・セグメントだ。BouzariはHPCとビッグデータの一貫性におけるビジョンを明確にした最初のHPCリーダーの一人である。それは現実の注目を集めているビジョンである。
アカデミアと官公庁からその根っこは広がっており、HPCは「我々の生活の根幹に浸透している。」とBouzariは語る。技術系企業のための機会と医学、金融サービス、製造業などのような彼らが提供する市場を作り出している。気候と気象研究もまた恩恵を受けている。ビッグデータのシナジーのおかげで、DDNのSFA14Kハイパーコンバージド・ストレージ・プラットフォーム(SGI ICE XAスーパーコンピュータと協力して)は国立大気研究センター(NCAR)において気候学者が、より正確なモデルで長期の気候傾向を予測できるようにしているのだ。
DDNのアプローチは、Bouzariが5,6年以内のタイムフレーム内でDDNの顧客がエクサスケール・コンピューティングを可能とすると信じているスケーラブルで柔軟なフレームワークに集中している。この目標は、「本質的にムーアの法則を非常に重要な方法で打ち砕く、IT基盤の性能を飛躍的に高速化するためのプロセッサとインターコネクトを合わせるフレームワーク、半導体における新展開、および不揮発性メモリ技術における新展開を利用するIMEによるアプリケーションの高速化」を介して達成されるだろう。これらの同じ技術が新生の顧客ベースのためにエクサスケールと同類の何かを可能にするのだとCEOは断定している。「ハイパフォーマンス・コンピューティングにおけるエクサスケールの問題を解決するようにすることは、我々はまたエンタープライズやインターネットの世界のために解決することにもなるのです。」