東京大学 物性研究所先端利用スーパーコンピュータシステム 【資料招請 8/5】
機関名
東京大学物性研究所
件名
物性研究所先端利用スーパーコンピュータシステム
調達方式
借入
導入予定時期
平成29年度10月以降
これまでの流れ
手続き | 公示日 | 説明会開催日 | 締切日 |
入札 | |||
意見招請 | |||
資料招請 | 2016/6/21 | 2016/6/30 15:00東京大学物性研究所6階第1会議室 | 2016/8/5 17:00 |
主な仕様
A 本システムは、分散記憶型並列計算機を構成する計算ノード、大容量共有ファイルシステム、大容量バックアップシステム、及びこれらを接続するネットワーク、ユーザがログインするためのログインノードなどからなる。
B 計算ノードは以下のハードウェア要件を満たしていること。
a 総理論演算性能(倍精度浮動小数点演算)が1.0 PFLOPS以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価する。
b 計算ノードは電力性能に優れた汎用CPUにより構成されていること。汎用CPUの他に演算加速装置部を搭載してはならない。
c 計算ノード間のネットワークの物理性能、ならびにネットワークトポロジは、全系計算において十分な実効性能を発揮できるものとすること。
d 後述する共有ファイルシステムに各ノードから均一かつ高速にアクセスできること。
e 計算ノードにて発生する熱の大部分を水冷方式により冷却すること。
C 本システムは以下のソフトウェア環境を提供すること。
a OpenMP APIを有するFortran90、C、C++の処理系を備えること。ノード内自動並列化機能を有することが望ましい。
b MPI2.0規格に準拠したMPI処理系を提供すること。MPI2.1規格に対応していることが望ましい。
c 高度に並列化・最適化された数値計算ライブラリ、性能チューニングのためのツールを含むプログラミング環境を提供すること。
d オペレーティングシステムはUNIX系であること。Linuxであることが望ましい。また、そのソフトウェアスタックは、現有計算機のソフトウェアスタックとの円滑なる移行が可能であること。
e 全国共同利用に適したジョブキューイングシステムを提供すること。
D 大容量共有ファイルシステムは、500TB以上の実効容量を持つこと。オープンソースで高速かつ高信頼な並列ファイルシステムを有すること。
E 大容量バックアップシステムはユーザの/home領域を数世代にわたりバックアップするのに十分な速度及び容量を持つこと。実現方式については資料提供招請段階では規定しない。
F 多人数が同時に接続し、ジョブの投入やファイル操作を行うログインノードを用意すること。
G 現有システムに保有されているデータ・機構の円滑な移行を行うこと。また、システムの導入、移行、保守、障害や稼働状態の調査、各種設定の変更、講習会やプログラム相談などの利用者支援、に関して全面的な支援・協力を行うこと。
H 冷却システムは既存の水冷システムを利用すること。
I ハードウェア及びソフトウェアの信頼性が高く,24時間365日の連続したサービスが安定的に行えること。
J ハードウェア故障時の交換、OS、コンパイラ、ライブラリ等の問題修正を含むソフトウェア等のバージョンアップに速やかに対応できる保守体制をとること。
K 設置面積・耐床面荷重等の設置要件を十分に考慮に入れたシステムを提案すること。
L 導入システム全体の消費電力は、300 kVA以下であること。運用時は200kVA以下であることが望ましい。CPU、メモリおよびディスク装置が連続的に稼働し続けた際にも十分な廃熱が行えるよう、電源容量、空調、設置方式を考慮すること。
M ファイヤウォール装置を介して外部ネットワークに接続すること。
現在のシステムについて
システムC
システム | FUJITSU PRIMEHPC FX10 |
調達件名 | 戦略利用スーパーコンピュータシステム |
主契約者 | 富士通株式会社 |
契約金額 | 10,416,569円(月額) |
調達方式 | 借入 |
落札日 | 2012/7/9 |
備考 | 借入期間:平成25年1月1日から平成28年12月31日 |