PRACE、2017年版KNLのベスト・プラクティス・ガイドを掲載
John Russell

インテルのXeon Phi (Knights Landing)プロセッサを使用したプログラミングのガイドを探しているなら、PRACE(Partnership for Advanced Computing in Europe)の研究者インフラ・サイト:ベスト・プラクティス・ガイド – Knights Landing 2017年1月号が充実した内容を掲載している。
益々増加するベンダーからのKNLベースのシステムが利用できるようになっており、このガイドは有用なサポートツールをなるだろう。これはかなり包括的な内容となっており、Vali Codreanu (SURFsara)、 Jorge Rodríguez (バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター)、およびOle Widar Saastad (編集者、オスロ大学)が用意したものだ。
イントロの抜粋は次のとおり。
「このベスト・プラクティス・ガイドでは、プログラマがアプリケーションの性能を向上できるように、IntelのMICアーキテクチャおよびIntel Xeon Phiコプロセッサのプログラミングモデルに関する情報を提供しています。このガイドは、Intel Xeon Phiコプロセッサのハードウェアの説明から、基本的なプログラミングモデルに関する情報、移植までのツールや手法に関する情報、アプリケーションの性能の分析と改善方法に関する幅広いトピックを扱っています。」
そして各セクションの目次は次の通りである:
まえがき
システムアーキテクチャ/構成
プログラミング環境/基本ポーティング
ベンチマーク性能
アプリケーション性能
性能分析
チューニング
デバッグ
この資料の例として、システムアーキテクチャ/構成の章のメモリの部分において、このチャートとキャプションではさわりについて次のように表現している。
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図5に示すように、KNLメモリは3つの異なるモードで動作することができる。これらはPOST時にBIOSによって決定されるため、切り替えるために再起動が必要である。 |
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これらのモードを切り替えるには、BIOS設定の変更とその後の再起動が必要。コマンドラインからBIOS設定を変更するコマンドについては、2.3.6項を参照。 |
ここに完全ガイドへのリンクがある:http://www.prace-ri.eu/best-practice-guide-knights-landing-january-2017/