世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


12月 13, 2013

イーサネットアライアンスの議長がHPCロードマップの概要を説明

HPCwire Japan

Nicole Hemsoth

10月に開催された技術探査フォーラム「Ethernetの未来」の期間中に、そのロードマップの概要としてEthernet Alliance からのニュースを期待している。

Ethernetの発明者、Bob Metcalfからの話を取り上げることに加えて、メンバーは、400 Gigabit Ethernet(ワーキンググループは最近結成された)に向かって新しい道筋を示すだろう。グループの目標では、2017年の前半で到達したいと考えている。

そのイベントの発表に先立ち、Ethernetの40回目の誕生日を迎えるあたり、我々は、DellのEthernet「伝道師」でEthernet Allianceの議長、John D’Ambrosiaと話をした。この団体はEthernet技術の認知を進め、エコシステムと採用の拡大し、さらに相互運用性、範囲と新たな開発とEthernet仕様を推し進めることにコミットした業界団体だ。

私たちは、HPCにおけるEthernetの現在の役割と、それ自体の一連の問題としてTop500での10GbEの比がGigabit Ethernetである認識で、ある程度詳細な今後の可能性がどのようなものであるか議論した・・・Ethernetが一般的に今後のリスト上のInfiniBandクラスタと競い続けていく方法は言うまでもなく。

ドイツの国際スーパーコンピューティング会議(ISC ‘13)で発表されたTop500リストでは、Top500の41%シェアを占める合計205のInfiniBandシステムがあった。Gigabit Ethernetは、140システム(28%)を獲得し、そして10GbEは総リストの15%となる75システムを確保した。これらは似通った分類だと言うには控えめな表現であるが、10GbEがオンボードにその道筋を見つけたように、このシェアは、将来のリストで変わることが期待される。全ての事柄は、我々とD’Ambrosiaとの以下の音声インタビューにおいて話している。

D’Ambrosiaによると、10GbEの発売に時間が掛かった際に、InfiniBandは市場を開拓し始めていたが、それがマザーボード上に搭載されるようになると、HPCとその先において新たな生命を与えるだろうと指摘する。Ethernetに関する決定は、しばしば単にコストの問題である、とD’Ambrosiaは言い、そして多くのデータセンターにおける認識は、HPCの中のものでさえも、意識的な遅延とバンド幅としてではなく他のものとして、それが「十分に良い」ということは依然強い論議である。

彼は、遅延の問題を示し、しかし、RoCEスペースの開発も含め「それらの遅延のレベルをInfiniBandレベル近くまで落としことが出来る方法についてEthernet Allianceで提示されているものがあります。」と指摘する。今後のイベントの議題を見て、その技術の周りの会話の方向性について多くを明らかにしていないが、それが内部での大きな注目を集めている話題だとD’Ambrosiaは主張する。

HPCは、勿論、Ethernetの広い世界で何が起こっているかの小さな割合でしかない。イベントのラインナップのひとつを見て、SDNの標準化を含む、IEEE 802の有線および無線間のメッシュ技術、フォトニック統合の将来と車両や航空機を含むEthernetの新たな用途などが今週のイベントのメニューで明らかだ。今週のシリコンバレーTEFイベントに関する詳細情報はここで