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8月 6, 2024

【東海国立大学機構】スーパーコンピュータ「不老」NEXTシステム 【資料締切 9/20】

HPCwire Japan

機関名

東海国立大学機構名古屋大学

件名

スーパーコンピュータ「不老」NEXTシステム

調達方式

借入

導入予定時期

令和8年(2026年)7月以降

これまでの流れ

手続き 公示日 説明会開催日 締切日
入札     入札:
開札:
意見招請      
資料招請 2024/8/6 2024/8/20 13:30
名古屋大学 情報基盤センター 2階演習室
2024/9/20 17:00

 

主な仕様(資料招請時)

A スーパーコンピュータシステムはTypeI、TypeII、TypeIII、クラウド及びストレージの各サブシステムで構成されること。

B 複数Phaseの導入計画も認める。ただし、稼働開始1年以内に全てのサブシステムの導入を行うこと。

C システム全体の総理論演算性能は最終構成において50PFLOPS以上であること。

D ハードウェアの信頼性が高く、システムが長期にわたって安定稼働すること。

E システム全体は、空調機用を含め総容量3MVAの電源容量内で稼働すること。

F システム全体の消費電力を動的に制御する機構を有すること。12時間単位で総消費電力量の上限を変更できることが望ましい。

G SINET6及び学内LAN(NICE6)に100Gbps以上で接続すること。

H HPCIシステムと接続すること。

I TypeIサブシステムは以下を満たすこと。

a TypeIサブシステムは複数のノードからなること。1ノードの理論演算性能は10TFLOPS以上であること。ただし、Graphics Processing Unit(GPU)などの演算加速装置機構を有する場合はそれらを除いた値とする。
b TypeIサブシステム全体の総理論演算性能は20PFLOPS以上であること。
c 1ノードの主記憶容量及びメモリ帯域幅は、以下のいずれかを満たすこと。
  1 主記憶容量128GiB以上、かつ、メモリ帯域幅3.5TB/sec以上。
  2 主記憶容量512GiB以上、かつ、メモリ帯域幅700GB/sec以上。
d ノード間のデータ転送速度は400Gbps以上であること。

J TypeIIサブシステムは以下を満たすこと。

a TypeIIサブシステムは、TypeII-A及びTypeII-Bサブサブシステムからなること。ただし、TypeII-Aのみの構成も認める。
b TypeIIサブシステム全体の総理論演算性能は30PFLOPS以上であること。
c TypeII-A及びTypeII-BサブサブシステムはGPUを備えた複数のノードからなること。
d TypeII-Aサブサブシステムの総GPU数がTypeIIサブシステムの総GPU数の2割以上であること。
e TypeII-Aサブサブシステムの各ノードは以下を満たすこと。
  1 ノードあたりのGPU数は4または8。
  2 倍精度理論演算性能180TFLOPS以上。
  3 行列演算における半精度(FP16)理論演算性能20PFLOPS以上。
  4 各GPUの主記憶容量は180GiB以上。
  5 各GPUのメモリ帯域幅7.8TB/sec以上。
  6 CPUの総主記憶容量はGPUの総主記憶容量の倍以上。
  7 ノード内の任意の2つのGPU間の双方向帯域幅1.6TB/sec以上。
  8 Sequential Read性能10GB/sec以上のローカルストレージ10TB以上。
f TypeII-Aのノード間のデータ転送速度は1000Gbps以上であること。
g TypeII-Aの異なるノードのGPU間で、CPUの主記憶装置を経由せずに通信が可能であること。
h TypeII-Bサブサブシステムの各ノードは以下を満たすこと。
  1 ノードあたりのGPU数は4または8。
  2 倍精度理論演算性能220TFLOPS以上。
  3 行列演算における半精度(FP16)理論演算性能5.0PFLOPS以上。
  4 各GPUの主記憶容量は280GiB以上。
  5 各GPUのメモリ帯域幅7.0TB/sec以上。
  6 CPUの総主記憶容量はGPUの総主記憶容量の倍以上。
  7 Sequential Read性能10GB/sec以上のローカルストレージ10TB以上。
i TypeII-Bのノード間のデータ転送速度は1000Gbps以上であること。
j TypeII-Bの異なるノードのGPU間で、CPUの主記憶装置を経由せずに通信が可能であること。

K TypeIIIサブシステムは以下を満たすこと。

a TypeIIIサブシステムは1ノード以上からなること。
b 各ノードはx86アーキテクチャのCPUを備えること。
c 1ノード当たりの主記憶容量は10TiB以上であること。
d TypeIIIサブシステムで提供される総主記憶容量は50TiB以上であること。
e リモート可視化に必要なグラフィックスボードをノードあたり1台以上搭載すること。また、OpenGL4.6以上に対応すること。

L クラウドサブシステムは以下を満たすこと。

a クラウドサブシステムはオンプレミス型プライベートクラウド並びにホスティング型パブリッククラウドからなること。
b クラウドサブシステム全体の総理論演算性能は2PFLOPS以上であること。
c プライベートクラウドとパブリッククラウド間でアプリケーションの実行環境やデータを簡単に移行できる環境を提供すること。
d プライベートクラウドはx86アーキテクチャのCPUを搭載し、100ノード以上であること。
e プライベートクラウドは、単精度理論演算性能100TFLOPS以上かつ主記憶容量は24GiB以上のGPUを備えるノードが5ノード以上利用可能であること。
f パブリッククラウドは最大500TB以上の二次記憶装置を利用可能であること。
g パブリッククラウドのノードはx86アーキテクチャのCPUを搭載し、1ノードの理論演算性能が10TFLOPS以上であること。
h マルチテナント機能を有すること。
i クラウドサブシステムは後述のStorageIIIに連結し、蓄積データをWebサービスにより対外的に提供できる機能を有すること。

M ストレージシステムは以下を満たすこと。

a ストレージシステムはStorageI、StorageII、StorageIII、StorageIVからなること。
b StorageI、StorageII、及びStorageIVはTypeI、II、III、クラウドの各サブシステムから操作可能であること。
c StorageI(High Throughput Flash Storage)はSSDで構成され、信頼性が高く、総容量が2PB以上、総バンド幅1.0TB/sec以上であること。
d StorageII(Scalable Storage)はSSDまたはHDD、もしくはその両方で構成され、信頼性が高く、総容量が50PB以上であること。
e StorageIII(Scale-out Object Storage)はクラウドサブシステムと接続され、SSDまたはHDD、もしくはその両方で構成され、信頼性が高く、総容量が2PB以上であること。
f StorageIV(Temporary Storage)はデータの一時置き場として安価に提供可能で、総容量が2PB以上であること。

 

これまでのシステム調達結果

件名 スーパーコンピュータシステム
調達方法 借入
落札日 2020.3.23
落札業者 富士通株式会社
落札価格 78,157,200円(月額)
備考 借入期間:2020/7/1~2025/7/31
借入期間を1年延長するものと思われる

 

関連リンク

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