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9月 17, 2015

富士通研、5,000万件を超える大規模データから機械学習により数時間で予測モデルを生成する技術を開発

HPCwire Japan

株式会社富士通研究所は、5,000万件を超える大規模データから機械学習により数時間で高精度な予測モデルを生成する技術を開発したと発表した。

従来、精度の高い予測モデルを生成するためには学習アルゴリズムや動作条件などすべての組合せを調べる必要があり、例えば、5,000万件規模のデータによる学習では1週間以上の時間を要していた。

今回、少量のサンプルデータと過去の予測モデルの精度から機械学習結果を推定し、最も精度の高い結果の得られる学習アルゴリズムや動作条件の組合せを抽出して、大規模データの学習に適用する技術を開発した。これにより、5,000万件規模のデータであっても数時間で精度の高い予測モデルを得られるとしている。

本技術を用いた予測モデルにより、大規模ECサイト会員の退会抑制や設備の故障対応の迅速化といった改善をタイムリーに実現できるそうだ。


ソース:富士通