世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


11月 13, 2013

BeowulfコミュニティーがSC13に集結

HPCwire Japan

Jeff Layton

ビッグイベントでの個人的なイベント…パーティー

私が初めてHPCを始めた時には、CDC 6600、Cyber 205やETA-10などのクラシックなスーパーコンピュータを使っていた。幸運にも私が在籍した大学はこれらのシステムへのフリーなアクセスを、リソースを虐待しない限り許してくれた。

私の研究はこれらのリソースをますます必要としたが、1992年に小さな大学の教員になった時には、もはやこの口径のリソースへのアクセスはできなかった。しかし、私の研究はもっと複雑になって問題のサイズはさらに大きくなっていたので、研究を続けるための他の手段を探し始めた。

私はPVMを使った幾つかの基本的な並列プログラミングを何台かのSunワークステーション(Solaris)上で始め、大きな問題を解くことができた。その当時、私はLinuxをつかいはじめ、Don BeckerとTom SterlingのBeowulfについて読んでいた。新しい教員のメンバーが隣の部屋に引っ越してきたので、彼とクラスタ・コンピューティング、特にBeowulfについて話し始めた。

Linux、とりわけBeowulfシステムを取り巻く考え方やコミュニティが我々は好きだった。我々は格安で自分専用の並列コンピュータを組み立て、調整することが可能だった。我々はどのように1台組み立てるかリサーチを開始し、友人達の初期資金を使って1台組み立てた。Beowulfコミュニティは急速に拡大しており、面白いほどに友好的で助けとなった。いくつもの実験と、多くの意見を交換した。それはオタク達の校友会パーティーのようだった。(これは家内の例えであり、私のではない。)

私はアカデミックの生活を終え、航空産業に移籍した。そこではコード開発者になり、その後システム管理者になった。私はこの会社にBeowulfシステムを持ち込み、Beowulfコミュニティに友達を作り始めた。このようにして、私とDoug Eadlineは友人になったのである。Beowulfのシステム(クラスタ)が急速に増加したので、とても素晴らしい時代だった。いくつものクールな事が起きたし、アイデアやパッチやコードの素晴らしい交換があった。Beowulfのメーリングリストが作成され、多くの人々が助言とコードと共に支援を申し出た。この時代はまた、Top500にクラスタが現れ始めた時だった。(直ぐにリストを独占することとなる)

最初のLinuxカンファレンに行き、その才能に畏敬の念を覚えた。しかし特にBeowulf関係者に引き付けられた。これはいまだ、ブースに座ってラップトップでコードを書いている多くのBeowulfのハッカー達のお手玉世代であった。それから2004年にピッツバーグで開催されたSuperComputing(SC)カンファレンスに初めて出席し、さらに多くのクールな人々に会った。これらの会議で最も感動したのは多くの人達が私ととても似た興味を持っており、アイデアの交換が本当に楽しいものだった。彼らは非常に親しみ易かった。- 近付いて自己紹介して、すぎに話を始めることができた。私を最も威圧したのはext4とLustreで名声高いAndreas Dilgerであった。しかし、彼は会うことができる本当に最高の人間の一人である。

Beowulfシステムが広がり、コミュニティーが拡大するにつれ、SCはクラスタに特に重点を置くようになった。企業のパーティーが開催され、入るためには非常に望まれるような招待を獲得しなければならなかった。展示会場ではビジネスは通常の会話となった。これは素晴らしいことだが、私は招待されるのを懇願する必要がなく、非常に似た興味を持つ人達と会話ができ、Beowulfのメーリングリストで連絡を取り合う人達と出会えるイベントをまだ探していた。Beowulfのパーティーが私の痒みを掻いてくれた。ここはオープンなパーティーで誰もが来て会話することができた。スポンサーは企業で、その社員はBeowulfのリストに参加しており、Beowulfコミュニティーのサポートのために行っている。

私はこのBeoBash(Beowulfのパーティー)イベントに何度は出席したが、最も驚かされるのは、会う人は誰一人としてこれまで会ったことがないが、かれらの投稿は読んでいたし、称賛していたことだ。私は最初にClemsonのWalt Ligon博士と会ったことを覚えている。博士は私が使っていたパラレルファイルシステム PVFSで働いていた。私はそこでWaltが素晴らしいギタリストであることを発見した、それがBeoBashである。他のBeoBashイベントでは少しばかり名前を上げると、Hank Dietz、Robert Brown,、Rob Ross,、Dan Stanzione,、Greg Lindahl,、Don Becker,、Brian Haymore、Greg Kurtzer,、Bernard Li,、Roger SmithおよびGlen Oteroと会ったのを覚えている。このような人達と話して意見交換できるのは素晴らしいことだった。(少なくとも夕方早くは・・・夜遅くは明確に考えることができなかった)

ここ数年はBeoBushに来る多くの若い人達や学生を見て再度エネルギーを得ている。彼らはBeowulfクラスタを取り巻く新しいアイデアやテクノロジーについて話すのが好きだ。彼らは何が一番物事を進めるのに最適化議論し、そして彼らのほとんどが、自分の方法が唯一であると固く信じている。(Doug Eadlineと私はこれほど独断的ではなかった)手に食べ物を持った私と同じくらいの中年の白人達に囲まれた部屋でなく、様々な分野の面白い話を沢山持つ本当に情熱的で力強い人達に私は囲まれていた。(だが、私自身は白人の中年のカテゴリではあるが)私は新しい仕事で非公式のアンケート調査を行ったが、誰もがBeoBushがSCで一番のパーティーであると評価している。

私の考えでは、BeoBushはSCでの最高の部分となっている。展示会場でも多くのことを学ぶことができるが、BeoBushではもっと多くのことを学ぶことができる。若い人達のグループに近寄って質問を始めるくらいに、私は十分に年をとってしまった。最初は地獄に行くみたいに彼らを不快を感じるみたいだが、直ぐに彼らの情熱、興奮とユニークな意見が出て、私はそれをとても楽しみにしている。もちろん本当に楽しみは、その後彼らと出会って、私のことを覚えているか聞くことだ。これまでの調査では50/50だ。しかし私は怒りません。ビールが悪いんです。

今年BeoBushはこれまでより良くなる。LaraとXand Marketingチームがいつも通りに骨まで指を動かしている。Dougは持って回った計画を準備しており、私はScweddy Ballsが今年含まれているのを聞いている。まあ、とにかく見てみよう。

同じ人々、いい食べ物、ビールがたくさん

Jeff LaytonはインテルのLustreのシニア・プロダクト・マネージャであり、Beowulfの熱愛者で流行の奴隷である。彼は近くのFrys(アメリカの電器店)でコーヒーを飲みながら売り上げを待っているのを発見することができる。