6月 19, 2017
AI研究用計算機システム「RAIDEN」が優れた省エネ性能を示す
理化学研究所革新知能統合研究センターが富士通株式会社と共同で設置し運用している人工知能(AI)研究用計算機システム「RAIDEN(Riken AIp Deep learning ENvironment)」が、1Wあたりの性能値で10GFLOPSを超える、10.602GFLOPS/Wを計測した。
RAIDENは深層学習などのAI研究を目的として設計されたシステムであり、研究の利便性・効率性を最重要視している。今回、優れた消費電力性能を示したことは、環境への負荷や運用コストの低減にも貢献するものと言える。なお、RAIDENが今回計測した10.602GFLOPS/Wは、2017年6月19日に発表された最新のスーパーコンピュータランキングの消費電力性能部門「Green500」において世界第4位となった。
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ソース:理化学研究所