6月 22, 2020
富岳スーパーコンピュータがTOP500、HPCG、Graph500、HPL-AIで1位に
本日、バーチャルカンファレンスとなったスーパーコンピュータ会議ISC 2020において、新しいTOP500が発表され、日本の理化学研究所が富士通と共同で開発を行った富岳スーパーコンピュータが1位となった。またTOP500とは異なる性能指標によるランキングであるHPCG、Graph500、およびHPL-AIにおいても富岳が1位となった。省電力のランキングであるGreen500では日本のプリファードネットワーク社のスーパーコンピュータシステムが1位となり、スーパーコンピュータのすべてのランキングで日本のシステムが首位を独占した。

TOP500ランキングでは長い間、中国とアメリカに首位を奪われていた。日本が首位ととったのは富岳の前身である「京」スーパーコンピュータが2011年11月以来となる。
しかしながら今年から来年に掛けて世界ではエクサフロップス系システムが次々と登場してくる予定だ。特に今回の発表においては、ここ数回大きな動きが無かったトップ10のシステムに4つの新システムが入っている。富岳の首位が長く続くのは難しい。