世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


6月 23, 2017

「京」がGraph500で5期連続 世界第1位

HPCwire Japan

九州大学と東京工業大学、理化学研究所、スペインのバルセロナ・スーパーコンピューティング・センター、富士通株式会社、株式会社フィックスターズによる国際共同研究グループは、2017 年 6月 21 日(現地時間)に公開された最新のビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングである Graph500 において、スーパーコンピュータ「京」による解析結果で、2016 年 11 月に続き 5 期連続(通算 6 期)で第 1 位を獲得した。

大規模グラフ解析の性能は、大規模かつ複雑なデータ処理が求められるビッグデータの解析において重要となるもので、「京」は正式運用開始から 5 年以上が経過しているが、今回のランキング結果によって、現在でもビッグデータ解析に関して世界トップクラスの極めて高い能力を有することが実証されたとしている。今後、本成果の広範な普及のため、プログラムをオープンソース化し、大規模高性能グラフ処理のグローバルスタンダードを確立して行く予定。


ソース:九州大学