AMD開発者サミットが異機種コンピューティングに注目
John Melonakos, CEO of AccelerEyes

毎年恒例のAMD開発者会議(APU 13)が、サンノゼコンベンションセンターで開催された。2日半の会議は、世界中からテクニカルコンピューティングの研究者や愛好家が一同に会した。
イベントのキャッチフレーズは、「異機種コンピューティングの震源地」であった。AMDは、世界クラスのCPUだけでなく、世界クラスのGPUでも市場での独特な立場にいる。彼らは、単一の異種チップ、APUにこれら2つのデバイスの最も優れた点を組み合わせることでその道を先導している。
AMDのAPUは、異機種の開発のための業界標準であるOpenCLを介してプログラム可能である。AMDはまた、異機種間システムアーキテクチャ(HSA)規格の方針も先導している。これらのテーマは、セッションやOpenCLの異機種の開発やHSAを議題とするデモやセッションが会議の多数を占めた。
会議では、その分野の様々な専門家から10の基調講演を誇った。会議の最初の一日中は、テクニカルコンピューティングに焦点が当てられた。2日目は、よりエンターテイメントとゲームのテーマが含まれていた。
技術計算の基調講演のハイライトは次のとおりである:
- ARMの最高技術責任者(CTO)、Mike Mullerは、異種コンピューティングについて話した。彼は、「異機種コンピューティングは未来があります。それは、私たちの過去でもあったが、一部の輝ける企業が他のすべての影で覆われていて、気づいていなかった。」と上手くそれを表現した。それはまた、説明するのに最適な方法でもあった。異種コンピューティングの将来は、x86以外のプロセッサの重要性の増加を伴う。「CPUにもう少しのMHzを与えることで、計算要求を十二分に満足させる能力は、もはやありません。」とMikeは言った。
- Oracleの副社長、Nandini Ramaniは、異機種コンピューティングのためのJavaの重要性について話した。彼女は、世界中の900万のJava開発者を指摘した。彼女は、OracleがHSAファンデーションへ参加すると発表した。
- Imagination Technologiesの副社長、Tony King-Smithは、大きな利益を得ているモバイルGPUの経験(すぐに20~30GFLOPsを上回る)と異機種コンピューティングエコシステムのためのソフトウェアライブラリの重要性について話した。
AMDは、AMD Radeon R9 209X外付けGPU、次期のHawaii GPUアーキテクチャ、および新しいAMD Kaveri APUなどの新製品の公開を含め、幾つかの発表を展示会場で行った。
私の技術計算会社にとって、APU 2013は、異機種コンピューティングを利用するソフトウェアやサービスを探す顧客に繋がるための素晴らしい方策であった。
私たちは、お気に入りのAPU 2013の出来事についてブログしたり、呟いていたりした。これは、SC13への大きな前兆となる会議だった。