世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


10月 2, 2014

エクサスケールの開発は富士通に決定

HPCwire Japan

大方の予測通りにエクサスケール計画であるポスト「京」スーパーコンピュータの開発会社が富士通となった。2014年10月1日、文部科学省からエクサスケール・スーパーコンピュータの開発を受けている理化学研究所は、ポスト「京」スーパーコンピュータの基本設計を共同で行う実施者を富士通株式会社に決定したと発表した。

ポスト「京」は、スーパーコンピュータ「京」の後継機であり、2014年度から開始された文部科学省の「ポスト「京」開発事業(フラッグシップ2020プロジェクト: FLAGSHIP2020 Project)」の下、理化学研究所 計算科学研究機構がポスト「京」を開発・整備し、2020年度から運用を行う予定。

ただ富士通については新機種であるPost-FX10の出荷に関する噂もあり、半導体製造を海外のメーカーに委託してしまった現在、次期ポスト「京」の開発にそれがどの程度影響するか懸念される。