世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


9月 9, 2022

【国立天文台】

HPCwire Japan

国立天文台の馬場淳一 特任助教を中心とする国際研究チームは、アテルイIIを用いて天の川銀河の重力多体・流体シミュレーションを行い、棒状構造の形成や進化が、恒星の形成活動やその年齢分布にどのような影響を与えるのかを調べた。天の川銀河の中の恒星と星間ガスの両方の進化を追いながら、恒星が誕生する際のガスの放射冷却や進化に伴う紫外線放射、超新星爆発による星間ガスの加熱といった、さまざまな物理過程を考慮した現実に即した天の川銀河の進化のシミュレーションが、アテルイIIを用いることで可能になった。


ソース:国立天文台