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2月 3, 2015

AWS、Haswell搭載インスタンスを投入

HPCwire Japan

Tiffany Trader

Amazon Web Serviceのブログで、チーフエバンジェリストのJeff Barrは、EC2エンジンのHPC馬力をさらに高める「Haswell」搭載のC4インスタンスの登場を外部に発表した。11月のクラウド胃のベータのためのre:Inventデベロッパ会議で最初に明らかになったこの演算に最適化された製品は現在7つのAWSリージョンで使うことが可能で、さらに追加される予定だ。この新しいインスタンス・タイプはオンデマンドで、またはリザーブドインスタンスとして、もしくはスポットマーケット経由で購入することができる。またAWSマーケットプレイスでも購入可能だ。

11月に学んだように、C4インスタンスは最新のIntel Xeon “Haswell”プロセッサの準カスタム版であるE5-2666 v3をベースとしている。EC2の大規模向けに最適化されており、この独占チップは2.9GHzのベース速度で動作し、Intel Turbo Boost機能のおかげで、「最適な条件の下で」最大3.5GHzまで上げることができる。

この新しいインスタンスは利用者にこれまでにない最高の仮想コア数を提供する:c4.xlargeインスタンスは36仮想コアを持っており、一方c3.xlargeは32コアだ。あるオペレーティングシステムでは32個以上のvCPUをサポートしていないので、最大のC4インスタンス・タイプでは互換性がないかもしれないと、Barrは警告している。

re:Inventで披露されたC4のラインアップは変わりはないままだが、価格情報といくつかの技術詳細が付け加えられた。

20150112-S1-AWS-C4-instances-pricing

上記の価格は米国東部(北バージニア)と米国西部(オレゴン)リージョンのものである。新しいインスタンスは、ヨーロッパ(アイルランド)、アジアパシフィック(東京)、米国西部(北カリフォルニア)、アジアパシフィック(シンガポール)、およびアジアパシフィック(シドニー)リージョンでも利用可能だ。

競合を最小限にするために、Amazon Elastic Block Store (EBS)のI/に4,000Mbpsの追加の専用スループットにするように、EBSの最適化により500Mbpsを追加したことをBarrは説明している。C4利用者は、この機能をデフォルトで追加料金無しに使うことが可能だ。また、Barrが「拡張ネットワーキング」呼ぶが、C3およびC4インスタンスの両方で利用可能で、毎秒パケット(PPS)性能を向上させ、ネットワークジッタを低減し、ネットワーク遅延も低減する。利用者はまた、低レイテンシでの接続のために2つ以上のC4インスタンスを1ヶ所に配置するオプションも利用可能だ。

次のチャートは米国東部リージョンにおける価格と演算最適化インスタンスの現在の世代を示している。

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