2月 17, 2016
現実的なシミュレータが戦闘時の負傷を再現
Tiffany Trader

カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)の研究者の学際的チームが、複雑な血流の動きを含んだ
負傷した人間の脚の精密なコンピュータモデルを開発した。海軍研究事務所がスポンサーするこのプロジェクトの狙いは、出血を制御できるようにするために衛生兵に現実的なトレーニングツールを提供することである。
海軍研究事務所の記事によると、衛生兵は外傷性四肢損傷や重大な大量出血を扱う方法を知る必要があるが、既存のシミュレータは現実的な血液力学が欠如しているそうだ。このシミュレータは、外科医、流体力学者、生物医学エンジニア、数学者および心理学者を含んだチームによって、UCLAの高度外科介入技術センター(CASIT)で作られた。
この先進的シミュレータは戦場での負傷を再現し、将来の衛生兵が仮想患者とのリアルタイムな経験を得ることができるようになるだろう。
海軍研究事務所の戦闘員パフォーマンス部のプログラム士官であるRay Perez博士は、「異なる入り方で異なるレベルの出血が起きるので、脚の負傷は特に扱うことが難しいのです。この新しいシミュレータ・モデルは出血を止める様々な方法で衛生兵をより準備させることができるのです。」と述べている。
元の記事によると、海軍と海兵隊はこのシミュレータで試験を行っているとのことだ。
このビデオはそれがどのように動くか示している: