5月 26, 2016
「京」を用いた超高解像度の全球大気汚染物質シミュレーションで北極域への「すす」の輸送メカニズムを解明
理化学研究所計算科学研究機構複合系気候科学研究チームの佐藤陽祐基礎科学特別研究員と富田浩文チームリーダーらと、東京大学、九州大学、国立環境研究所らの共同研究グループは、スーパーコンピュータ「京」を用いた超高解像度シミュレーションにより、気候変動に大きな影響を与える粒子状の大気汚染物質である「すす(黒色炭素)」の北極域への輸送メカニズムを解明したと発表した。
本研究の一部は課題代表者:宇宙航空研究開発機構中島映至センター長によるHPCI一般課題「全球規模大気環境汚染に関わる統合環境モデリング」および「次世代型大気汚染物質輸送モデルの精緻化と排出量の推定」として実施された。
成果は、英国の科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されるのに先立ち、オンライン版(5月25日付け:日本時間5月25日)に掲載される。
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ソース:理化学研究所