世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


9月 12, 2016

謎の超高輝度X線パルサーの正体をスパコンがあばく

HPCwire Japan

X線で通常の何百倍も明るい天体は、ブラックホールに多量のガスが流れ込んで明るく光っていると考えられていた。しかし最近この明るい天体のなかに周期的な明滅を示すものが発見され、その正体が問題となっていた。
国立天文台の川島朋尚氏らの研究グループは、大量な柱状のガスの横顔が輝く「新タイプの宇宙灯台モデル」を提唱し、スーパーコンピュータ「アテルイ」による計算で、中性子星でもブラックホールと同程度に明るく光り得ることを示し、従来の考え方に見直しを迫る結果となった。


ソース:国立天文台計算基礎科学連携拠点