世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


6月 11, 2019

【東京大学】「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム 【資料締切 8/8】

HPCwire Japan

機関名

東京大学

件名

「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム

調達方式

借入

借入時期

2021年度4月以降

これまでの流れ

手続き 公示日 説明会開催日 締切日
入札      
意見招請      
資料招請 2019/6/11

2019/6/14 16:00

東京大学情報基盤センター1階遠隔講義室(103)

2019/8/8 17:00

 

主な仕様

A 「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステムは以下のハードウェア要件を満たしていること。

a 計算ノードは、内部ノード、融合ノード、外部ノードからなること。

b 総理論演算性能(倍精度浮動小数点)は、内部ノードは50 PFLOPS以上、融合ノードは 5 PFLOPS以上、外部ノードは 5PFLOPS以上であること。

c 総メモリバンド幅は、内部ノードは6.3 PB/秒以上、外部ノードは650 TB/秒以上であること。

d 内部ノード、融合ノードについて、ノード間接続ネットワークに対するインジェクションバンド幅は汎用CPU当たり12 GB/s以上、演算加速装置当たり12 GB/s 以上であること。外部ノードについては、汎用CPU当たり5 GB/s以上、演算加速装置当たり5 GB/s 以上であること。

e 内部ノード、融合ノードは、バイセクションバンド幅が15 TB/sec以上のネットワークにより相互に接続されていること。外部ノードと融合ノードの間は、1.5 TB/sec以上のバイセクションバンド幅で接続されていること。

f 外部ノードは合計400 Gbps以上のバンド幅でシステム外部と通信できること。

g 高速ファイルシステムとして 4 PByte以上の記憶装置を有する並列ファイルシステムを提供すること。融合ノードと外部ノードの各ノードにSSDまたはストレージクラスメモリを搭載し、それをノード間で共有することで実現してもよい。融合ノードと外部ノードから2 TB/s以上の転送速度で読み書きが可能であること。

h 共有ファイルシステムとして60 PByte以上の信頼性の高い記憶装置を有する並列ファイルシステムを提供すること。計算ノード群から500 GB/s以上の転送速度で読み書きが可能であること。他の学内スパコンシステムからも読み書き可能な機能を備えること。

 

B 「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステムは以下のソフトウェア要件を満たしていること。

a Linuxオペレーティングシステムが動作すること。

b 自動SIMDベクトル化機能及びOpenMP API(バージョン4.0以上)を有するFortran90、C / C++の処理系を備えること。

c MPI3.1以上の通信ライブラリが提供されること。 d Python の処理系を備えること。 e 高度に並列化された数値計算ライブラリが提供されること。 f バッチジョブシステムが提供されること。

g コンテナシステムが提供されること。

 

C 導入システム全体の消費電力は、冷却設備の電力を含めて4.5 MVA以下であること。CPU、メモリおよびディスク装置が連続的に稼働し続けた際にも十分な廃熱が行えるよう、電源容量、冷却、設置方式が考慮されること。設置面積は冷却設備を除いて360平方メートル以下であること。屋外に設置する冷却設備の設置面積は500平方メートル以下であること。

 

現在のシステムについて

スーパーコンピュータシステム

システム メニーコア型大規模スーパーコンピュータシステム
主契約者 富士通株式会社
契約金額 7,222,802,400円
調達方式 借入
落札日 2016/4/2
備考 借入期間:2016年10月1日から2022年3月31日

全国共同利用大規模並列計算システム

システム データ解析・シミュレーション融合スーパーコンピュータシステム
主契約者 日本SGI株式会社
契約金額 1,511,801,280円
調達方式 借入
落札日 2016/3/22
備考 借入期間:2016年7月1日から2020年6月30日

 

関連リンク

東京大学情報基盤センター