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11月 1, 2022

【東京大学】最先端共同HPC基盤施設スーパーコンピュータシステム 【資料締切 12/12】

HPCwire Japan

機関名

東京大学情報基盤センター

件名

最先端共同HPC基盤施設スーパーコンピュータシステム

調達方式

借入

導入予定時期

令和6年度4月以降

これまでの流れ

手続き 公示日 説明会開催日 締切日
入札     入札:
開札:
意見招請      
資料招請 2022/11/1 2022/11/8 14:00
オンライン
2022/12/12 17:00

 

主な仕様(資料招請時)

A 本システムは以下のハードウェア要件を満たしていること。
   a 計算ノードは、汎用CPUノードと、演算加速装置を備える演算加速ノードからなること。
   b 総理論演算性能(倍精度浮動小数点)は、200PFLOPS以上であること。
   c 各ノードの汎用CPUは複数のCPUコアからなり、全てのCPUコアはハードウェア共有メモリ機構により相互に接続されること。
   d 汎用CPUノードのCPUは64ビット拡張されたIA32アーキテクチャに基づくものであること。演算加速ノードの汎用CPUは、これとは異なるアーキテクチャでもよい。
   e 汎用CPUノード群の総メモリバンド幅は2.4PB/秒以上であること。
   f 演算加速ノードの演算加速装置は、計算ノードあたり4基ずつ搭載されること。
   g 演算加速装置は計算ノード内の複数の演算加速装置間でハードウェア機構によりデータを共有できること。汎用CPUとの間でもハードウェア機構によりデータを共有できることが望ましい。
   h 各ノードは物理容量6.0TByte以上のNVMe接続SSDを持つことが望ましい。
   i 計算ノードが備えるノード間接続ネットワークインタフェースは、汎用CPUノード1ノードあたり400Gbps以上、演算加速ノード1ノードあたり800Gbps以上であること。各演算加速装置の主記憶の内容を汎用CPUを介さず直接転送可能であること。
   j 汎用CPUノード群、演算加速ノード群との間は、バンド幅が4.0TB/秒以上のネットワークにより相互に接続されていること。
   k 各計算ノードは合計400Gbps以上のバンド幅でシステム外部と直接通信できること。
   l 25PByte以上の記憶容量を有する高い信頼性を持つ並列ファイルシステムを提供すること。計算ノード群から1.2TB/秒以上の転送性能でアクセスが可能であること。
B 本システムは以下のソフトウェア要件を満たしていること。
   a Linuxオペレーティングシステムが動作すること。
   b 汎用CPU向けに自動SIMDベクトル化機能及びOpenMP API(バージョン4.5以上)を有するFortran 2008、C11、C++17以降に対応する処理系を備えること。演算加速装置向けに自動並列化機能、OpenACC API(バージョン2.7以上)、OpenMPAPI(バージョン5.0以上)を有するFortran 2008、C11、C++17以降に対応する処理系を備えること。
   c MPI-3.1以上の通信ライブラリが提供されること。
   d Pythonの処理系を備えること。
   e 高度に最適化された数値計算ライブラリ、学習ライブラリが提供されること。
   f バッチジョブシステムが提供されること。汎用CPUノード群と演算加速ノード群の両者を同時に使用する単一のジョブが実行できること。
   g コンテナシステムが提供されること。
C 導入システム全体の消費電力は、冷却設備の電力を除いて5.3MVA以下であること。全システムが連続的に稼働し続けた際にも十分な廃熱が行えるよう、電源容量、冷却、設置方式が考慮されること。設置面積は冷却設備を除いて700平方メートル以下であること。屋外に設置する冷却設備の設置面積は500平方メートル以下であること。

 

これまでのシステム調達結果

件名 メニーコア型大規模スーパーコンピュータシステム
調達方法 借入
落札日 2016/4/20
落札業者 富士通株式会社
落札価格 7,222,802,400円(税抜き:6,687,780,000円)
備考 借入期間:2016/10/1から 2022/3/31

 

関連リンク

最先端共同HPC基盤施設