6月 25, 2015
ExaScaler社、理研和光に2ペタフロップスのシステムを導入へ
株式会社ExaScalerと株式会社PEZY Computingは、国立研究開発法人理化学研究所と、「ExaScalerを用いたアプリ性能とデータセンター設備の評価」に関する共同研究契約を締結し、埼玉県和光市にある理研情報基盤センターにExaScaler-1.xの2PetaFLOPS級の液浸冷却スーパーコンピュータを設置すると発表した。

今後のスーパーコンピューティングにおける2つの大きな柱である、メニーコアプロセッサと液浸冷却システムを用いて、理研のシステムで実際に稼働しているアプリケーションの性能評価とシステムの設置・運用における課題を明確化し、今後のスーパーコンピューティング環境に向けての知見を深めることを目的として、本共同研究契約を締結した。この共同研究を効果的に進めるため、ExaScalerの最新の液浸冷却システム「ExaScaler-1.4」を用いた5台の液浸槽からなる、理論演算性能が2PetaFLOPS級の液浸冷却スーパーコンピュータ「Shoubu(菖蒲)」の設置を開始した。2015年6月末に一部試験稼働を開始する予定。また、ExaScalerとPEZY Computingは、理研との共同研究成果を反映して、半年ごとに仕様を更新していく予定としている。