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12月 6, 2021

【東北大学】次世代融合研究システム【資料締切 1/17】

HPCwire Japan

機関名

東北大学流体科学研究所

件名

次世代融合研究システム

調達方式

借入

導入予定時期

2023年7月以降

これまでの流れ

手続き 公示日 説明会開催日 締切日
入札     入札:
開札:
意見招請      
資料招請 2021/12/6 2021/12/17 9:30
オンライン
2022/1/17 17:00

 

主な仕様

A 今回導入するシステムを構成するスーパーコンピュータは、以下に述べる共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及び流体データ解析サーバーから構成されること。このうち、分散メモリ型並列計算システムの一部は次世代融合インタフェースサーバーとして機能すること。

B 共有メモリ型並列計算システムは、以下の要件を満たしていること。

(a) 共有メモリ型並列計算システム全体の主記憶容量は200TB以上であること。
(a) 容量20TB以上の主記憶を共有メモリとして利用可能であること。
(a) (b)のメモリを共有する複数のCPUコアによる理論演算性能が200TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。
(a) 共有メモリ型並列計算システム全体の理論演算性能は2000TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。

C 分散メモリ型並列計算システムは共有メモリノード(演算ノード)を高速インターコネクトにより相互接続したクラスタシステムとし、以下の要件を満たしていること。

(a) 分散メモリ型並列計算システム全体の主記憶容量は300TB以上であること。
(b) 共有メモリノード1台当たり容量384GB以上の主記憶を共有メモリとして利用可能であること。
(c) 500台以上の共有メモリノードにより構成されること。
(d) 分散メモリ型並列計算システム全体の理論演算性能は10000TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。
(e) インターコネクトとして全ての演算ノードはInfiniBand4x HDR相当以上の性能・機能を有すると判断されるインターフェースを共有メモリノード1台当たり1ポート以上有し、相互接続されること。
(f) 分散メモリ型並列計算システムの一部は次世代融合インタフェースサーバーとして機能すること。

D 次世代融合インタフェースサーバーは、以下の要件を満たしていること。

(a) 次世代融合インタフェースサーバー全体の主記憶容量は1TB以上であること。
(b) 次世代融合インタフェースサーバー全体の理論演算性能は50TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。
(c) 本研究所に既設の実験装置とデータを共有するため、40Gbps以上の通信速度を持つインターフェースを装備し、実験装置に併設された計測融合制御PCと接続可能であること。

E 流体データ解析サーバーは、以下の要件を満たしていること。

(a) 流体データ解析サーバー全体の主記憶容量は8TB以上であること。
(b) 流体データ解析サーバー全体の理論演算性能(アクセラレータを含む)が1000TFLOPS以上であること。実効演算性能については、ベンチマークにより評価するものとする。
(c) 解析結果・実験結果を複数画面で3次元可視化するために、高速画像処理用グラフィックスサブシステムを装備すること。
(d) 解析結果・実験結果を遠隔の端末上で可視化するためのシステム又はソフトウェアを有すること。

F 共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及び流体データ解析サーバーは、高水準の自動並列多重処理機能を有するFORTRAN、C、C++コンパイラ及び支援ツールを備えていること。これらのコンパイラの並列処理のためのアプリケーションプログラムインタフェース(API)は、OpenMP及びMPIに準拠していること。
G 次世代融合インタフェースサーバーが本研究所に既設の実験装置に併設された計測融合制御PCとの間でデータ同期を行うためのライブラリ及びサンプルプログラムを提供すること。
H 共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及び流体データ解析サーバーは、それぞれ高速通信機能及び会話型処理機能を具備したシステムであること。
I 解析結果及び実験結果を臨場感を伴って表示するために、複数画面による3次元可視化表示が可能な出力装置を具備したシステムであること。
J RAIDレベル6で構成され、20PB以上の実効容量を有する磁気ディスク装置を提供すること。このディスク装置は、ファイル共有システムにより共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及び流体データ解析サーバーからアクセス可能であること。
K 共有メモリ型並列計算システム、分散メモリ型並列計算システム及び流体データ解析サーバーは、それぞれ科学技術計算用のライブラリを有すること。
L 現有システムに保有されているデータのうち本研究所が指定するものを、本システムへ円滑に移行すること。また、本システムの導入、移行、講習会やプログラム相談などの利用者支援に関して全面的な支援・協力を行うこと。
M 外部からの不正侵入やウィルス等に対して十分なセキュリティ対策を施し、新たに発見されたセキュリティホールに対しては速やかに対処すること。
N ハードウェアの信頼性が高く、安定した保守・支援体制を有すること。

これまでのシステム調達結果

件名 次世代融合研究システム(AFI-NITY)
調達方法 借入
落札日 2017/10/24
落札業者 富士通株式会社
落札価格 61,320,240円(月額(税抜き 56,778,000円)
備考 契約期間:2018/5/1~2023/3/31

 

関連リンク

東北大学流体科学研究所次世代融合研究システムについて