DOEにおけるアプリケーションの準備 その1:オークリッジがSummitに向かって進む
John Russell

バージニア州ノーフォークで先日開催された第56回HPC User Forumにおいて、政府系研究所の3人のパネリストが、今日の最高速の大型コンピュータよりも5倍から7倍高速なことに加えて大幅なアーキテクチャ的な変更を伴う、エネルギー省(DOE)のスーパーコンピュータの来るべき成果のために、どのように科学アプリケーションを準備しているかについて議論した。
「科学部の次世代リーダーシップコンピュータシステム上でアプリケーションを、誰が-何を-いつ 動かすようにするのか」と題されたセッションは、
オークリッジ国立研究所の計算および計算科学理事会の産業パートナーシップ・プログラムのディレクターであるSuzy Tichenorが司会を務め、DOE計算センターよりアプリケーションの準備における3つの視点を紹介した:
- オークリッジ・リーダーシップ・コンピューティング・ファシリティー(OLCF)より、OLCF加速化アプリケーション準備センター(CAAR)のTjerk Straatsma、
- 国立エネルギー研究科学計算センター(NERSC)より、エクサスケール科学アプリケーション・プログラム(NESAP)のKatie Antypas
- アルゴンヌ・リーダーシップ・コンピューティング・ファシリティー(ALCF)より、ALCF早期科学プログラム(ESP)のTim Williams
HPCwireではこの3人のパネリストのプレゼンテーションのビデオを取得した。これらは比較的短い20分以内であり、間違いなく見る価値がある。こちらが最初のものだ:
#1 – Summit: 準備プログラムにおけるコード受賞者 (と落選者)
パネルの最初のスピーカーであるオークリッジ国立研究所(ORNL)の科学計算グループ・リーダーであるTjerk Straatsmaは、加速化アプリケーション準備センター(CAAR)が行った、2018年頃に納期のあるTitanの後継として計画されているSummitシステム用に最適化するコードの選定の評価検討における13名の受賞者を発表した。
Straatsmaは最適化、移行性、および少ないノード数で、ほんの少し電力を多く使うが、Titanより飛躍的に優れた性能を持ったSummit用の早期科学プロジェクトの重要性について議論した。彼はTitanとSummitのアーキテクチャの比較と性能予測、そして次にSummitへ準備をするCAARの詳細な活動ばかりでなく、NERSCエクサスケール・アプリケーション・プログラム(NESAP)、OLCFのCAARおよびALCFのESP間における相乗効果の評価について話をした。
パート2は次に・・・