5月 27, 2015
NEC、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-ACE」を「地球シミュレータ」として納入
NECは、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-ACE」を利用した大規模システムを国立研究開発法人海洋研究開発機構に納入し、海洋研究開発機構が「地球シミュレータ」として6月1日から運用開始することを発表した。
「地球シミュレータ」は、「SX-ACE」5120ノードから構成され、最大理論性能1310テラフロップス。今回のシステム更新により、従来では難しかった複雑なシミュレーションや、より大規模なシミュレーションを高速に行うことが可能となり、地球温暖化の影響の精細な評価、将来の気候変動の予測、台風や集中豪雨など顕著な気象現象の再現・予測、地震発生機構の解明、広域・高分解能の津波の浸水予測、惑星磁場の生成過程の解明などに利用され、海洋地球科学分野の研究を、豊富な計算資源で一段と加速させることが期待されている。
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ソース:日本電気