世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


2月 1, 2016

岡山大、スーパーコンピュータを用い酵素の分子進化メカニズムを解明

HPCwire Japan

岡山大学大学院環境生命科学研究科(農)農生命科学専攻の田村隆教授の研究グループは、系統樹解析から得られたアミノ酸配列情報に基づき、スーパーコンピューターを用いて信頼性の高い立体構造を再現する斬新な計算化学の手法を確立。この手法を用いて、硫酸還元菌の水素代謝酵素の一つである[NiFeSe]ヒドロゲナーゼの立体構造を再現することで、微生物が、生息する環境の酸素曝露リスクに応じて、酵素の立体構造を大胆に変化させてきた経緯と精緻なメカニズムを解明したと発表。本研究成果は1月28日(英国時間午前10時)、英国の科学雑誌「Scientific Reports」に掲載される。


ソース:岡山大学