世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


新・HPCの歩み50年

新HPCの歩み(第161回)-1999年(c)-

10月 30, 2023 |

JSPPは完成したばかりのエポカルつくばで開催され、地球フロンティア研究システムの松野 太郎が基調講演を行った。PlayStation 2の概要が発表された。プロセッサのEmotion EngineはMIPSアーキテクチ Read more…

新HPCの歩み(第160回)-1999年(b)-

10月 23, 2023 |

筑波大学計算物理学研究センターでは、8年間日夜稼働したQCDPAXが稼働停止した。日本電気基礎研究所の量子コンピュータ研究センターでは、超伝導量子ビットが制御できることを示した。Parallel Computing誌は1 Read more…

新HPCの歩み(第159回)-1999年(a)-

10月 16, 2023 |

情報科学技術部会は諮問第25号への答申を決定し、これに従って情報科学技術先導プログラムの重点領域が定められた。しかしその効果は振興調整費が若干付いた程度であった。筆者が強く主張したので「2010年を目途として、ペタフロッ Read more…

新HPCの歩み(第158回)-1998年(g)-

10月 9, 2023 |

半導体の微細化で配線がカギとなる。IBM社は最初の銅配線のチップとして、PowerPC 740/750を出荷した。Compaqへの吸収にも関わらず、DECはより高速なAlphaを出荷し、T3Eの性能もどんどん上がる。一時 Read more…

新HPCの歩み(第157回)-1998年(f)-

10月 2, 2023 |

第11回にあたる、SC98: High Performance Networking and Computing Conference 国際会議(通称 Supercomputing 98) はOrlandoで開催された。 Read more…

新HPCの歩み(第156回)-1998年(e)-

9月 25, 2023 |

6月のTop500では、256ノードのSX-4が2台(東北大とカナダ)に登場した。CP-PACSも6位まで降下。LANLのグループは通信販売で買った自作のクラスタでTop500に登場した。HPC Asia 1998の基調 Read more…

新HPCの歩み(第155回)-1998年(d)-

9月 18, 2023 |

アメリカではPITACが中間報告を出し、即戦力の研究ばかりではなく、長期的な視野に立ってリスクを含む研究、とくに基礎研究に投資すべきだと論じた。アメリカはNCARへの日本機の導入をあくまで阻止し、Bill Buzbeeは Read more…

新HPCの歩み(第154回)-1998年(c)-

9月 11, 2023 |

日本ではSX-5やSR8000が発表される。MPI-2の規格が公表される。HPF User Group MeetingがPortoで開催され、日本のHPF合同検討会からはHPF/JAの仕様案を発表した。Unixを標準化す Read more…

新HPCの歩み(第153回)-1998年(b)-

9月 4, 2023 |

高田俊和を中心とするグループは量子論的分子動力学に基づいて化学反応における分子の動きを可視化するバーチャル・マイクロスコープを発表する。日立、日本電気、日本IBM、富士通のユーザグループが多くの参加者を得てシンポジウムを Read more…

新HPCの歩み(第152回)-1998年(a)-

8月 28, 2023 |

日本では科学技術会議の情報科学技術部会の議論が続き、JSTでは初めての計算科学技術分野のプロジェクトACT-JSTが始まった。地球シミュレータ計画では原研が開発中核機関に加わり、巨大なシステム構成が開示された。渡辺貞氏は Read more…