世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


エクサスケール

富士通:ポストFX10はエクサスケールへの一歩

11月 22, 2013 |

富士通はSC13における展示会場において、現在同社が開発を進めている現行FX-10の後継機種のプロトタイプを展示していた。現行機種であるFX-10は国家プロジェクトで開発された「京」コンピュータの商用版だ。FX-10は2011年に発表され、これまでに東京大学、名古屋大学、九州大学や台湾気象庁などに大規模システムが販売されている。今回の開発はこのFX-10の後継機種の開発であるため、「ポストFX」と呼ばれている。

エクサスケールに向けてソフトエラーを制御する

11月 11, 2013 |

エクサスケール時代に向けてHPC分野を進めるにあたり多くの重要な問題が存在するが、すべてのこれらの変数の中で、本当に目立つ5つ程度の厄介なポイントがある:これらの一つは、ソフトエラーの関する制御である。

中国のエクサスケールへの野望

11月 7, 2013 |

20年間にわたり、TOP500.orgは世界最速の計算機のリストを半年ごとに公開している。 最初の17年間、No.1の座を巡る競争は、米国と日本の間で行き来していた。 しかし、2010年11月に、中国が天河-1Aスーパーコンピュータで切望されたポールポジションへ食い込んだ。

不確実性の達人に聞く — スーパーコンピューテイングによる不確実性定量化の将来

11月 6, 2013 |

カリフォルニア工科大学のHouman Owhadi博士とClint Scovel博士によると、HPCが進歩するにつれて、ベイズ統計手法はより重要になっている。HPCwireは両博士と特別な音声インタビューを行った。ベイズ統計手法が、どのように多くの研究と企業努力に貢献するか、より高度な問題に対処するためには、どのような計算と計算機が必要なのか、どのようにこの分野が進歩するのか、エクサスケールあるいは量子計算機によって進歩が続くのか、についてである。

DOE、エクサスケールを値付け

9月 16, 2013 |

米国エネルギー省は、2022年までのエクサスケール・システムの分野の計画を発表した。しかしこの目的を満たすには、ターゲットを絞った研究開発のため、10億ドルから14億ドルの投資が必要になると言う。 議会へ提出したDOEの2013年6月版「エクサスケール戦略」報告書を、最近、FierceGovernmentITより入手した。

ADEPT、エネルギー効率に優れた並列処理を強調

8月 29, 2013 |

来るべく世代のスーパーコンピュータが必要とする膨大な電力量:それはHPCコミュニティの大きな話題のひとつだ。数字は驚異的である。今日の技術で構築すると、エクサスケール・マシンの年間電力の支払いは5億ドル近くなるだろう。