世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


研究機関

オーストラリア最速のスーパーコンピュータRaijin登場

7月 31, 2013 |

オーストラリア国立大学(ANU)の関係者は、今日、オーストラリアで最速となる1.2ペタフロップスのスーパーコンピューターRaijinを公式発表した。ANUキャンパス内のNational Computational Infrastructure (NCI)に設置され、気候モデリングなどに使われる。

次世代エクサ・スケール・オペレーティングシステムをこっそり覗き見

7月 31, 2013 |

世界中で開発され、構想されているエクサスケール・ソフトウェア・スタックには、幾つか散在した要素がある。そのジグソーの成果が集約されるところは、マシンへのパワーを供給する究極のオペレーティングシステムである。

がん腫瘍の分析に力を発揮するKeenelandプロジェクトとは?

7月 29, 2013 |

エモニー大学の研究者たちは、がん腫瘍の時間変化を分析し理解する方策が、Keenelandプロジェクトのスーパーコンピュータで実施されたHPCの成果により格段に向上したことを報告している。かつては数週間かかっていた高解像度のがん腫瘍画像の分析が、ハイブリッド型GPU-CPUシステムにより、ものの数分で完了できるようになったのである。

FhGFS、HPCクラスタのスケーラビリティと柔軟性のための設計

7月 24, 2013 |

ドイツの研究者はHPCクラスタのための全く新たな並列ファ イルシステムを作るためにおよそ10年前に机の前に座った時、彼らは、次の3つの目標、最高のスケーラビリティ、最大限の柔軟性、および使いやすさ、を持っていた。 彼らが何を思いついたと言うと、現在、スーパーコンピュータ上で使用中であるFraunhofer Parallel File System(FhGFS)であった。

ALTAMIRA、スペインの大学での科学的発見を加速

7月 23, 2013 |

スペイン北部のカンタブリア大学の研究者は、2012年に大学に設置された新しい80テラフロップスのスーパーコンピュータクラスタ、ALTAMIRAを活用し始めた。IBM製のこのシステムは、スペイン最大級のひとつであり、大学の研究者が天体物理学、物理学、医学、そして気候変動を含む様々なフィールドの探究に役立つことだろう。

新HPCクラスタ、管理上の負担から研究者を解放

7月 22, 2013 |

アバディーン大学は、以前所有していたシステムより、より高速で集約的かつHPC資源の管理も容易なDell製の新型HPCクラスタ、Maxwellを運用開始した。システムは、518年の歴史を持つスコットランドの大学において、部門間のコラボレーションと科学的発見の新しい時代を開始する予定である。

Green Flash、気候モデルのブレイクスルーか? -エクサスケールの世界へ向けて –

7月 18, 2013 |

横断的な領域で活動している研究者たちは、より大きな複雑なモデルを扱うことができるエクサ・スケールのシステムを欲している。それが、気候モデルや気象予測の場合、研究者たちは、新しいHPCアーキテクチャを採用することでその望みを叶えようとする。たとえば、エクサ・スケールにほぼ匹敵するGreen Flashクラスタで使われるシステムもその一つである。

英国でBlueBEARクラスタが運用開始

7月 15, 2013 |

英バーミンガム大学は、第二世代のBlueBEARスーパーコンピュータを公開した。Linuxベースのクラスタシステムは、英国の大学の研究者のみならず、コンピュータ科学者と素粒子物理学者のより広範囲なグループに利用される。

HarlanプロジェクトはGPGPUプログラミングの複雑さに挑戦

7月 11, 2013 |

GPU(GPGPU)用の汎用アプリケーションを開発するために OpenCL や CUDA を使って低水準の開発をすることに疲れたHPC プログラマは、GPGPUアプリケーション開発における複雑さを隠蔽し、共通のエラーを取り除くように設計された新たな宣言にもとづくプログラミング言語であるHarlan プロジェクトに興味を持つかもしれない。

オクラホマ大学は商用Linuxによって生産性を向上

7月 9, 2013 |

オープンソース・ソフトウェアの平等主義の性質は、アイデアの限りない流れを重視する学術機関に、きわめてマッチするものである。このために、合衆国全体にわたる大学で、Linuxの無料版はとても人気がある。しかし、オクラホマ大学は、運用中のHPCとビジネスワークロードについて、フルサポートのRed Hat Enterprise Linuxを選んだ。