世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


HPCの歩み50年

HPCの歩み50年(第106回)-2004年(c)-

1月 23, 2017 |

通常の学界活動も盛んであったが、個人的にはとんでもない事件に翻弄された。財団法人学会事務センターが経営破綻し、事務を委託していた300もの学会が大きな被害を受けた。東大のプロジェクトの特任助手であったWinnyの開発者が Read more…

HPCの歩み50年(第105回)-2004年(b)-

1月 16, 2017 |

いよいよ文部科学省が次世代スーパーコンピュータへ向けての動きを始めた。産総研のグリッド研究センターには大きなクラスタ群が導入された。グリッド関係、計算科学関係のプロジェクトが進んでいる。国立大学が法人化された。 日本の次 Read more…

HPCの歩み50年(第104回)-2004年(a)-

1月 10, 2017 |

日本ではペタスケールへの動きが始まったが、アメリカではZettaflopsをも視野に入れた動きが起こっている。64ビットではItanium開発がもたつく中Opteronが好調で、Intel社もx86-64を出すと発表した Read more…

HPCの歩み50年(第103回)-2003年(i)-

11月 21, 2016 |

中国は輸入したプロセッサを用いてコンピュータを開発するとともに、独自に64ビットプロセッサ龍芯(Loongson)2号(英語名Godson-2)を完成させるが、HPC目的ではないようである。中国はIBMと協力して中国グリ Read more…

HPCの歩み50年(第102回)-2003年(h)-

11月 7, 2016 |

プロセッサでは64ビットアーキテクチャの競争が激化している。Itanium2を搭載したサーバが出始めた。Crayはスタンドアローンのベクトルコンピュータとしては最後のCray X1を出荷した。半導体技術も高誘電体材料の利 Read more…

HPCの歩み50年(第101回)-2003年(g)-

10月 31, 2016 |

SCには様々な賞がある。SC2000で始まったバンド幅チャレンジでは、日本の2グループががんばった。Gordon Bell賞では、牧野淳一郎氏のグループが6回目の受賞に輝いた。最終日のパネルでは「Productivity Read more…

HPCの歩み50年(第100回)-2003年(f)-

10月 24, 2016 |

SC2003では、地球シミュレータを凌駕するべきマシンとして、IBMはBlueGene/Lを、CrayはRed Stormを展示していた。Petaflopsパネルが3コマも開かれ、盛会であった。Top500ではVirgi Read more…

HPCの歩み50年(第99回)-2003年(e)-

10月 17, 2016 |

前年のISC2002で登場した地球シミュレータをめぐる議論がまだ続いていた。COTS(汎用製品)で作ったMPPは科学者技術者の要求を満たすのか、諸分野で日本に遅れをとってしまうのではないか、日本を打倒するにはどうしたらよ Read more…

HPCの歩み50年(第98回)-2003年(d)-

10月 3, 2016 |

日米性能評価ワークショップの延長で、日米計算科学Round TableがハワイのHawaii島Konaで開催された。地球シミュレータを含めた日米の協力について議論した。グリッドについては様々な国際会議が世界各地で開かれて Read more…

HPCの歩み50年(第97回)-2003年(c)-

9月 26, 2016 |

アメリカでは地球シミュレータを打倒するためのアメリカ国家戦略を練る動きが3件も動き出した。アメリカ科学アカデミーは日本に調査団まで派遣した。NERSCのSeaborgはPOWER3チップの数を倍増して動き出した。Tera Read more…