世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


HPCの歩み50年

HPCの歩み50年(第16回)-1981年-

11月 10, 2014 |

小柳義夫(神戸大学特命教授) この年の大事件は、通商産業省が「科学技術用高速計算システムの研究開発」(通称「スーパーコン大プロ」)を始めたことである。革新的な開発が含まれていたが、10 GFlopsの並列ベクトルコンピュ Read more…

HPCの歩み50年(第15回)-1980年-

11月 4, 2014 |

小柳義夫(神戸大学特命教授) この年、星野力はPAX-32 を製作し、筑波大学への異動に伴い筑波大学に移送し、そこで稼動させた。筆者の並列処理の原点となったコンピュータである。また、ベクトルコンピュータとしては、この年C Read more…

HPCの歩み50年(第14回)-1979年-

10月 27, 2014 |

小柳義夫(神戸大学特命教授) CDC社はSTAR-100の改良版であるCyber 203を発表した。STAR-100と同様にベクトルレジスタを持たないベクトルコンピュータである。イギリスではICL社が、1ビットプロセッサ Read more…

HPCの歩み50年(第13回)-1978年-

10月 20, 2014 |

小柳 義夫(神戸大学特命教授) 汎用プロセッサを使った並列コンピュータの日本での元年である。星野力と川合敏雄はMC6800を使って3×3の格子状結合の並列計算機PACS-9を製作した。メインフレームでは、Mシリーズの最上 Read more…

HPCの歩み50年(第12回)-1977年-

10月 14, 2014 |

小柳 義夫(神戸大学特命教授) Cray-1の出荷された翌年、日本初のベクトルコンピュータFACOM 230-75 APUが航空宇宙技術研究所に納入され運用が開始された。研究用コンピュータとしては、京都大学で萩原宏らが、 Read more…

HPCの歩み50年(第11回)-1976年-

10月 6, 2014 |

小柳 義夫(神戸大学特命教授) Cray-1の1号機がLANLに納入された。名実ともにスーパーコンピュータ時代の幕開けである。同じ年、Floating Point Systems社は最初の製品としてAP-120B arr Read more…

HPCの歩み50年(第10回)-1975年-

9月 29, 2014 |

小柳 義夫(神戸大学特命教授) この年、Bill GatesらによりMicrosoft社が設立された。TCP/IPは前年Vint Cerfらにより提唱されたが、1975年、ARPANETを用いて、Stanford大学とU Read more…

HPCの歩み50年(第9回)-1974年-

9月 16, 2014 |

小柳 義夫(神戸大学特命教授) アメリカではベクトルコンピュータSTAR-100がLLNLに納入されたが、思ったほど性能は出なかった。Motorola社は8ビットマイクロプロセッサMC6800を開発した。Dongarra Read more…

HPCの歩み50年(第8回)-1972~73年-

9月 8, 2014 |

小柳 義夫(神戸大学 特命教授) IBMのSystem/360に対抗して通産省が力を入れた超高性能電子計算機プロジェクトで技術開発したHITAC 8800/8700が1972年8月に完成し、東工大や東大に納入された。アメ Read more…

HPCの歩み50年(第7回)-1970~71年-

9月 1, 2014 |

小柳 義夫(神戸大学 特命教授) 日本の各社はメインフレームの開発を続けたが、1970年にIBM System/370が発表され、対抗策としてその後国産6社が3つの企業連合に編成される。DEC社がベストセラーPDP-11 Read more…