世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


新・HPCの歩み50年

新HPCの歩み(第121回)-1994年(c)-

12月 26, 2022 |

日本電気は初めてのCMOSを用いたベクトルコンピュータSX-4を発表する。クロックは遅くなったが最大512 CPUまで構成できる。日本IBM社の「パラレル研究分科会」ではSP1利用のワークショップを3月から7月まで行い、 Read more…

新HPCの歩み(第120回)-1994年(b)-

12月 19, 2022 |

筑波大学CP-PACSグループは、スライドウィンドウにより疑似ベクトル処理が可能であることをTENCON’94で発表した。電総研ではNinfプロジェクトが始まる。昨年から延期されて来たSupercomputing Jap Read more…

新HPCの歩み(第119回)-1994年(a)-

12月 12, 2022 |

第2回 US/Japan Performance Evaluation Workshopが9/19-22にハワイ島Konaで開かれた。2回目ともなると、お互いに相手の立場を理解し、話が通じるようになってきた。東京工業大学 Read more…

新HPCの歩み(第118回)-1993年(h)-

12月 5, 2022 |

いよいよ1024ノードのCM-5が動き出す。KSR-2も登場したが株価が急落し、将来が危ぶまれた。T9000が出ないので、ドイツのParsytec社はT800とPowerPCを搭載したマシンを売り出す。台湾出身のJen- Read more…

新HPCの歩み(第117回)-1993年(g)-

11月 28, 2022 |

ついにIBM社とCray Research社は満を持して超並列コンピュータSP1とT3Dを発表し発売した。TMCやKSRなど1980年代に生まれた多くの並列ベンチャーは、これにより結局舞台から姿を消すことになる。Inte Read more…

新HPCの歩み(第116回)-1993年(f)-

11月 14, 2022 |

SC会場近くのホテルでIEEE TCSAのSSS (Scientific Supercomputing Subcommittee)が開かれ、筆者は”Japanese Efforts”と題して、日本の状況について報告した。 Read more…

新HPCの歩み(第115回)-1993年(e)-

11月 7, 2022 |

ISCの前身であるドイツのMSSでは、「並列コンピュータ対WSクラスタ」の対決があった。アジアを中心とする計算物理の国際会議ICCPが北京で開催され、地元の高校生向けの公開講演会(中国語通訳付き)があったが、完璧な英語で Read more…

新HPCの歩み(第114回)-1993年(d)-

10月 31, 2022 |

2年目となるHPCC予算では、 9つの政府機関が共同して次世代HPCとネットワークを整備し提供するため、$800Mを投入した。Gordon Bellは、つぶれるべき超並列企業が政府の資金投入で生き延びているのは不適切と批 Read more…

新HPCの歩み(第113回)-1993年(c)-

10月 24, 2022 |

SC93では、HPFのワークショップが朝早くあり、多くの参加者でムンムンしていた。議論は発散気味で、本当に使えるものになるのか早くも暗雲が漂い始めていた。6月、初めてのTop500が発表され、4台のCM-5と、2台のSX Read more…

新HPCの歩み(第112回)-1993年(b)-

10月 17, 2022 |

IBM社がマルチチッププロセッサPOWER1を用いた超並列機SP1を発売し、日本でもそれを使いこなそうと、HPCユーザーズ・フォーラムにパラレル分科会ができた。日本電気がCenju-3を、富士通がVPP500を出荷する。 Read more…