新・HPCの歩み50年
1985年、ベクトルスーパーコンピュータの性能向上は続く。富士通は上位機種VP-400を発表、日本電気はSX-2を出荷、Cray Research社はCray-2を製造した。日本では大型計算機センターや共同利用研に続々ス Read more…
アメリカではコンピュータ・ベンチャーの企業が相次いだ。CPUではMIPS Computer Systems社が、Stanford大学のHennessy教授を中心に設立された。Multiflow Computer社も、Cy Read more…
世界初のハードに依存しないウィンドウシステムX Windowがリリースされる。Karmarkarの多項式時間の線形計画問題解法が発表された。また、Mendezは流体力学のベンチマークで、富士通のVP-200がCray社の Read more…
日本の大学の研究者は、やっと数百MFlopsのスーパーコンピュータを使えるようになった。前年10月の東大に続いて、4月にはVP-100が京都大学大型計算機センターに設置された(翌年VP-200に更新)。またこの年、村井純 Read more…
Goodyear Aerospace社は、128×128の1ビット演算要素を配置したMPPを製造し、NASA Goddard Space Flight Centerに設置した。Encore Computer社、nCUBE Read more…
アメリカのBardon-Curtis reportはNSFに対し、アカデミアのコンピュータネットワーク環境に十分投資すべきと勧告した。Cedar project、Ultracomputer Project、RP3 Pro Read more…
日本でも本格的なベクトルコンピュータの時代が始まった。日立は S-810/20を10月に東大大型計算機センターに納入し、富士通は年末にVP-100を名古屋大学プラズマ研究所に出荷した。少し遅れたが、日本電気は4月にSX- Read more…
Cray Research社は、Cray X-MP/2やCray-1Mを発表した。日本にも4台納入された。Denelcor社はHEPを出荷した。Intel社は16ビットマイクロプロセッサ80286を発表した。Sun Mi Read more…
日本にもスーパーコンピュータの風が吹き始めた。1982年7月5日に富士通はベクトル型スーパーコンピュータFACOM VP-100/200を、8月30日に日立が同じくスーパーコンピュータHITAC S-810を発表した。 Read more…
この年の動きは日本とアメリカで対照的である。日本では、富士通がFACOM VP-100/200を、日立がHITAC S-810を発表し、ベクトルコンピュータ全盛時代を予感させていた。他方アメリカでは超並列コンピュータ・ベ Read more…