世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


新・HPCの歩み50年

新HPCの歩み(第81回)-1986年(c)-

2月 21, 2022 |

この年は超伝導フィーバーの年であった。西ドイツのMannheimにおいて、ISCの前身であるMannheim Supercomputer Seminarが始まった。深層学習で重要な役割を担う「逆誤差伝搬法」が提案される。 Read more…

新HPCの歩み(第80回)-1986年(b)-

2月 14, 2022 |

電子通信学会は第1回データフロー・ワークショップを開催した。これが、1989年からのJSPPに繋がる。第五世代プロジェクトは並列推論マシンの開発を進める。Unixの両巨頭4.3 BSDとSystem V R3.0が公表さ Read more…

新HPCの歩み(第79回)-1986年(a)-

2月 7, 2022 |

1986年の筆者の最大の思い出は、星野氏を中心とするQCD専用コンピュータ開発プロジェクトが、科研費特別推進のヒアリングで大論争の末討ち死にしたことである。ドイツではISCの前身であるMannheim Supercomp Read more…

新HPCの歩み(第78回)-1985年(d)-

1月 31, 2022 |

Inmos社はT414を、Intel社は80386/387を発売する。並列コンピュータでは、IntelがiPSC/1を発表する。Convex社はC1を、IBM社は3090 VFを、Cray社はCray-2を発表する。Me Read more…

新HPCの歩み(第77回)-1985年(c)-

1月 24, 2022 |

アメリカ政府は、大学関係者がスーパーコンピュータをふんだんに使えるように、5か所のNSFスーパーコンピュータセンターを設置し、それらと研究者をネットワークNSFNETでつないだ。また、半導体やスーパーコンピュータを巡る日 Read more…

新HPCの歩み(第76回)-1985年(b)-

1月 17, 2022 |

日立・富士通に続いて日本電気もスーパーコンピュータSX-1/2を出荷した。通信自由化によりパソコン通信が始まった。JUNETも拡大し、海外ともつながった。1 Mb DRAMメモリでは、東芝を中心とする日本メーカが躍進する Read more…

新HPCの歩み(第75回)-1985年(a)-

1月 11, 2022 |

1985年、ベクトルスーパーコンピュータの性能向上は続く。富士通は上位機種VP-400を発表、日本電気はSX-2を出荷、Cray Research社はCray-2を製造した。日本では大型計算機センターや共同利用研に続々ス Read more…

新HPCの歩み(第74回)-1984年(c)-

12月 27, 2021 |

アメリカではコンピュータ・ベンチャーの企業が相次いだ。CPUではMIPS Computer Systems社が、Stanford大学のHennessy教授を中心に設立された。Multiflow Computer社も、Cy Read more…

新HPCの歩み(第73回)-1984年(b)-

12月 20, 2021 |

世界初のハードに依存しないウィンドウシステムX Windowがリリースされる。Karmarkarの多項式時間の線形計画問題解法が発表された。また、Mendezは流体力学のベンチマークで、富士通のVP-200がCray社の Read more…

新HPCの歩み(第72回)-1984年(a)-

12月 13, 2021 |

日本の大学の研究者は、やっと数百MFlopsのスーパーコンピュータを使えるようになった。前年10月の東大に続いて、4月にはVP-100が京都大学大型計算機センターに設置された(翌年VP-200に更新)。またこの年、村井純 Read more…